やはり両親は離婚していました。無職を咎められたことで祖母と不仲だったとされる犯行動機を紐解くと、
幼少時の両親離婚が、心の闇を深めていったことに繋がるようです。
母親と妹には手をかけず、父親方の親戚ばかりを殺めた岩倉知広容疑者。
祖母岩倉久子さん、父親岩倉正知さんを殺害した理由を改めて検証していきます。
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岩倉知広のヒネた性格は両親離婚だった!
こちらのブログで、両親離婚の可能性を指摘し続けていましたが、
やはり岩倉知広容疑者の両親は離婚していました。
鹿児島市内で喫茶店を夫婦で経営していたのは岩倉容疑者が幼い頃。
当時、日置市から車で1時間ほどの鹿児島市内に孫である岩倉容疑者の面倒をみるため
度々出掛けていたという岩倉久子さん(89)。
岩倉容疑者や家族の過去の情報が少しずつ開示されている中で、
不思議に母親の存在だけは解明されてきませんでした。
揺るぎない事実は、幼少時は両親が健在だったことだけ。
その後の母親の情報が何も出てこないため、
死別したのか?
離婚したのか?
と推定してきましたが、
岩倉容疑者が幼い時点で、両親は離婚していたようです。
時期や離婚理由は不明です。
岩倉容疑者は38歳。私とほぼ同世代。
いまでこそ離婚も珍しくなくなっていますが、
私の幼い時は、まだまだ少数派。
両親の離婚時、岩倉知広容疑者がいくつだったのかによって
受け止め方や離婚に対する理解度も変わってくると思いますが、
これまで共に過ごしてきた家族が離れ離れになることで、
岩倉知広容疑者の人格形成に少なからず影響を与えたことは否めません。
両親離婚後、岩倉容疑者は父(岩倉正知さん)(68)方に。
2歳年下の妹は母親方に引き取られたようです。
一人っ子だとみられていた岩倉容疑者ですが、
今回、妹の存在が初めて明らかになりました。
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マザコン男で何が悪い、祖母との不仲は母守るため?
祖母や父親、父方の親戚などを次々と絞殺した猟奇的殺人事件。
直接の原因は、祖母との不仲にあるようです。
定職に就いていなかった孫の行く末を心配していたという岩倉久子さん。
近所の人もその心配していた様子は知っていたようです。
同じく殺害された父方の叔母、岩倉孝子さんも、
「ともちゃん」と呼び、大変かわいがっていたといいますが、
やはり心配していたといいます。
親戚たちは、鹿児島のそう遠くない場所にそれぞれ住んでいたとみられ、
田舎ですから、交流はあったと思われます。
最近は、足を悪くして、家の中でも杖をついていたという岩倉久子さんですが、
自身の体調が悪くなれば、より一層子供や孫たちの将来を心配するのは
親心だと思います。
岩倉容疑者は高校を中退し、自衛隊を1年で辞めるなど仕事も長続きしませんでした。
高校中退も暴力問題だったようですし、
友達もほとんどいないようです。
こういった事件が起きると、学生時代の友人が証言したりしますが、
岩倉知広容疑者については、目立たない存在だったのか、不登校気味だったのか
友人からの証言は出てきません。
両親離婚の前までは、祖母宅に両親と住んでいたようですが、
離婚を機に、母親が祖母宅を出ると、祖母と父親と3人で生活をしています。
その後、祖母との折り合いが余程悪かったのか、
母親と4年前まで同居していたようです。
父方に引き取られたはずですが、
・母と同居していた妹が結婚して嫁いでいったのか
・母の体調が悪いのか
・祖母との折り合いが悪いのか
母と同居をしていた理由はこのへんにありそうです。
当時の岩倉容疑者の様子は、神経質な人と近隣住民に認識されていました。
車庫のシャッターの上げ下げに「うるさい!」と怒鳴り散らすこともあったとか。
また、庭の大きな石を上げ下げする様子も目撃されています。
逮捕時の映像も、痩せた印象はなく、どちらかというと、
マッチョな体つきのイメージです。
引きこもりがちだったとこれまで報道されてきましたが、
気分転換にこういった体つくりをしていたのではないでしょうか。
母親との同居も解消し、最近は祖母の経営するアパートで独り暮らしをしていた岩倉容疑者。
ここでも、鉄のパイプを振り回して、体を鍛えている様子が目撃されています。
体を鍛えているのか、異様な行動に見えたのか、
近所の住民は、なるべく接触を避けていたようです。
この状況を、見守っていたのが、今回殺害されている後藤久幸さん。
父親の兄である岩倉正明さんとも繋がりがあったようです。
「祖母に小言を言われ、うるさかった」
そう供述している岩倉容疑者。
小言の内容は、そのほとんどが岩倉容疑者の将来や仕事のことだと思われますが、
勝手な推測ですが、母親への愚痴や離婚を非難するような発言などがあったのではないでしょうか。
直接、殺害理由と関係のない父方の叔母や叔母の姉、そしてアパートの住民などは殺せて、
母親には手をかけていない様子をみると、マザコンだったのかなとも思います。
男性のほとんどは母親を大切にしますが、
もし祖母の小言の一端が、母親のことであったなら、
衝動的に手をかけた理由もうなずけます。
3月31日夜、岩倉久子さん宅を訪問した際に口論となり、
祖母と父親を絞殺。
その後近くの山林に遺棄。
さらに6日、2人の安否確認に来た親類女性2人と、近くの男性を殺害したことを認めているようです。
残忍な様子ばかりが伝えられる岩倉知広容疑者ですが、
山林の空き地内に埋めらえていた祖母と父親の遺体が発見されたことを聞いて、
「ありがとうございます」と大粒の涙を流したようです。
祖母・父親殺害から10日余りが過ぎ、徐々に後悔の念が強くなっているのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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