岐阜の歯科医院長 渕野太賀臣さんに歯槽膿漏治療された男の殺害理由は?
2017年1月、岐阜市で「渕野歯科」院長だった渕野太賀臣(ふちの・たかお)さんを殺害したとされる
患者の男が初公判で殺意を否認しました。
無職長浜伸幸被告(59)は逮捕時、「殺すつもりで行った」と供述していました。
男の殺意はいかに? 初公判内容と事件を振り返ります。
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詳細
去年1月、岐阜市で歯科医院の院長を殺害したとされる患者の男が初公判で殺意を否認しました。
殺人などの罪に問われている岐阜市の無職長浜伸幸被告(59)は去年1月、岐阜市で歯科医院の院長だった渕野太賀臣さん(当時50歳)の首などを包丁で刺して殺害したとされています。11日、岐阜地方裁判所で初公判が開かれ、長浜被告は「殺すつもりで刺したのではない」と起訴内容を一部否認しました。検察側が「被告は逮捕時、『殺すつもりで行った』と答えている」と主張したのに対し、弁護側は「傷害致死罪が相当」と主張しました。
引用:メ~テレ名古屋テレビ



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殺意の有無が焦点か
事件は1年前の2017年1月20日に遡ります。
「患者が暴れている」と110番通報があり、捜査員が駆け付けると、
岐阜市黒野南2丁目の「渕野歯科」で院長だった渕野太賀臣(ふちの・たかお)さん(当時50)が
院内で首を切られて倒れており、間もなく死亡が確認されました。
刺した男は歯科医院から逃走後、数百メートル離れた自宅前の路上にいるところを捜査員が取り押さえ、
現行犯逮捕されました。
殺人未遂容疑で逮捕された岐阜市折立に住む無職長浜伸幸(ながはま・のぶゆき)容疑者(58)は、
数年前から渕野さんの医院に通院しており、
数年前に受けた歯槽膿漏(しそうのうろう)の治療において
「歯を余分に抜かれた」ことに不満を抱いていたようです。
渕野さん宛ての手紙を昨年1月16日に医院に直接投函(とうかん)。
同月17日には医院で渕野さんと話をしていたといいます。
内容は明らかになっていませんが、
同月18日にも手紙が届いたため、渕野さんが同署に相談しに行っています。
手紙には治療への不満や金銭要求をほのめかす内容が書かれていたそうです。
長浜容疑者も同日、渕野さんの後に署を訪れ、治療への不満などを漏らしていたという。
渕野さんが警察に相談していることから、手紙の内容は自己解決できるような内容ではなかったようですね。
そして事件当日も「院長に話がある」と「渕野歯科」を訪れており、
処置室で院長と2人で話していたところ、突然暴れだしたといいます。
院内には他に医院関係者数人と患者1人がいたが、けが人はいませんでした。
事件が起こった現場はJR岐阜駅から北西に約6キロの住宅や店舗の立ち並ぶ地域になります。
当初は、殺害目的で歯科医院を訪れていたと供述していた長浜容疑者は、
事件の3日前、100円ショップで包丁2本を購入していたことも分かっています。
しかし初公判では一転、その殺意を否認。
「殺すつもりはなかった」と話しています。
この殺意の有無に焦点が当たっているようです。
引き続き、こちらに事件に注目していきたいと思います。
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