手を挙げない客が悪いの?タイムリミットでJAL福岡便欠航!
経営再編が急務な日本航空が
またトラブルです。
座席定数を超えての
オーバーブッキング、
25名ほど超過した客の代わりに
なってくれとの要請に、
手を上げてくれなかったから
時間切れ。
JAL(日本航空)は欠航を決めたのは
乗客のせいなの?
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JALだけではない?オーバーブッキングはよくあること?
11月21日、午後7時45分発
羽田空港発福岡行きJL335最終便
座席数375に対して、
JALが予約を受け入れたのは400人でした。
驚きのオーバーブッキング。
Wブッキングですが、
実は航空業界ではよくあること
らしいのです。
予約は入れておきながら
当日空港に現れない客を
NO SHOW GUEST
(ノーショウゲスト)
と言いますが、過去のデータから
平日、週末、閑散期や、繁盛期など
細かくデータを解析し、
オーバーブッキングを含めた
予約可能数を算定。
それに基づいて各航空会社は
予約業務を行っているようです。
空港に早く訪れた客に、
予約便より早い便を勧められると
いった経験はないでしょうか。
私は、余裕を持って行動したいタイプなので
これまでに何度かこういった提案をされることが
ありました。
また、アップグレードを提案されることも。
航空会社から最善のサービスを
受けたと客側は嬉しいのですが、
実はこれは、オーバーブッキングの
調整のために、カウンター業務の
地上職の人が割り振っているようです。
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JALオーバーブッキングの対応が酷い!
では、この日常的に行われている
オーバーブッキングが
なぜ今回問題となったのでしょうか。
いくつか原因はあると思われますが
・データの読みを誤った
・最終便で割り振りが難しかった
というのが大きな要因でしょうね。
問題が起きた21日は平日の水曜日ですが、
2日後の23日金曜日は勤労感謝の日で
土日を含むと3連休になります。
前日の22日だと、航空運賃は高いでしょうから
時間に余裕がある旅行客は
21日に集中するなど、
人気の日にちだったと想像します。
加えて、羽田~福岡はドル箱路線と言われる
人気路線。
旅行客の他に
ビジネス客も多く搭乗します。
最終便ですから、時間の変更が効かない
ビジネス客も多いでしょうし、
テレビのインタビューを受けていた人も
スーツ姿の男性客が多かったように思います。

前述のように
チェックイン時にカウンターで
便変更を依頼されるケースもありますが、
実は搭乗チケットを発券して、
搭乗ゲートを通過しても
オーバーブッキングが解消できずに
搭乗口付近で、便変更を了承してくれる
客を募ることもあるようです。
写真のとおり、JAL(日本航空)の場合は
その際の謝礼金として現金2万円か
15,000マイレージなんだそうです。
搭乗口付近で、
この画面を表示するということは
出発時間が迫った状況であると予想されます。
この便は最終便、
時間の余裕があったとしても
次の日の朝一搭乗に。
これは大きく旅のプランが変わってきますよね。
その状態で2万円というのは
私は納得がいきません。
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2万円と交通費支給だけで知らん顔?
ギリギリで解消できると思ったのでしょう。
この羽田空港発福岡行き
日本航空(JAL)JL335最終便は
搭乗開始手続きを始めました。
着席して、飛行機の出発を待っていた
乗客もいたようです。
そんな中、便変更をお願いするアナウンスが
繰り返し流れ、
などの実数の報告もあったようです。
このアナウンスを聞いていた
搭乗済の乗客たちは
と安心していたようです。
しかし、結局25名分のオーバーブッキングが
解消するには時間がかかり過ぎたようで、
到着予定の福岡空港の午後10時という時間制限に
間に合わないということで欠航。
交代に手を挙げてくれた乗客含む
400人全員が、足止めを強いられたのです。
乗客には一律2万円が配られたようですが
その他にホテルを新たに探したり
そのホテルの宿泊費や
ホテルまでの交通費もかかりますよね。
後日それらは請求できるという話だったようですが
本当の問題はそこだけではなく、
乗客それぞれに日本航空の
(JAL)JL335最終便を利用した
理由があるというもの。
ビジネスマンは翌日に
大事な商談があったかもしれないですし
結婚式などに出席する人や
結婚式を挙げる人もいたかもしれません。
また時間の待ったが絶対にきかないのは
人の死。
親の死に目に会えなかった
など色々な不都合が生じたことも
考えられなくはありません。
これらは個別事情ということで
日本航空と相談出来うるようですが、
金銭では解決できない
心の問題が含まれる場合は
非常に複雑ですね。
更にこれら金銭的なことだけでなく
翌日のJSALの対応にも
不備はあったようです。
振り返便の出発に合わせて、
乗客たちには5時半にカウンターに
来るようにと話があったようですが、
5時頃から集まりだした乗客は
パニック状態。
どこにいればいいのか、説明してくれる
職員はおらず乗客たちは
右往左往していたといいます。
結局5時15分頃、職員が到着したようですが
事情を知らされていなかったようで
話が通じなかったと漏らす乗客もいました。
ネットの声をご紹介します。
2万円だけだったらみんな断る。 ルールはルールでも臨機応変に対応しないと。
でも翌日となるとね、なかなか厳しいな
そんな、半ば「賭け」で公共交通機関を運営されては、きちんと予約して、きちんと出発時間前に来て、きちんと整列して乗り込んだほとんどの乗客がかわいそうでならない。
今回の件はJALだけではなく、
ANAなど他の航空会社でも起こりうる
問題。
他者も知らん顔ではなく、
航空業界全体の問題として、
考えて欲しいなと思います。
パイロットの飲酒問題があったばかりなので
JAL日本航空には改善策を臨みます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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