【タイ洞窟事故で行方不明の少年の場所は?】
タイ北部・チェンライの地元サッカーチームの少年12人と
コーチの男性が10日ぶりに発見された行方不明事故。
行方不明現場は、洞窟入り口から5キロも奥に入ったところでした。
発見されてもなお、救出できない理由はなぜ?
洞窟天井から落ちてくる雨だれで空腹をしのいだ少年たちの体調は?
救出は難航し長期化が予想される中、日本のアレが大活躍?
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【タイ洞窟行方不明】閉じ込められたサッカー少年の現状は?
引用:グーグルマップ
引用:日テレニュース24
日本から4300キロ離れたタイの国で、
洞窟に閉じ込められたとみられる行方不明事故から10日、
サッカー少年12人とコーチ一人が全員無事で発見されました。
13人全員が生存できた理由は
信仰心の厚いタイだからなのでしょうか。
洞窟の外で、子供たちの無事を見守る家族たちも
疲労の色が隠せなくなった10日目、ついに発見。
これだけ時間がかかったのは、
1.洞窟入り口から5キロも奥だった
2.泥水だった
3.雨季と重なり水位が高かった
4.洞窟内部が複雑で高度なダイビングが必要
が原因だと言われています。
周辺は明かりもありません。
暗い中、空腹も限界をとっくに超えており、
思考も停止寸前。
不安や不満も絶頂を迎えていたと思います。
発見されてた子供たちは
命の無事は確認されましたが、
疲労はピークにあり、衰弱の色も隠せなかったといいます。
まだ、医師などの検査を受けた状態ではありませんので、
本当の健康具合は、洞窟から救出されたあとに
明らかになるのでしょうが、
よくぞ生き延びてくれた、と
まだ13歳~16歳の未成年。
彼らの頑張りを讃えずにはいられません。
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救出方法に日本のアレ活躍?
発見されるにも10日間という時間がかかりましたが、
救出されるにも、長期化が予想されています。
まずは、洞窟内の水を排出することが急務だと言われています。
現地タイはただいま雨季。
今週半ばまで激しい雨が予想されているようです。
これ以上、水位が上がると、
少年たちが非難している場所まで、
水位が上がる緊急事態も予想されます。
それを何としても防がなくてはなりません。
洞窟内部は、奥に進めば進むほど標高が高くなっているようですが、
洞窟の詳しい内部は、現地の専門家も把握していないようです。
水の排出が困難な最大の理由は、
洞窟内部の水が、単なる水ではなく、
泥水であるということ。
しかもこの泥がやっかいで、
粘着質のある泥。
プールの水を抜く感覚のように単純なものではないようです。
まずは、泥団子のようになっている沈殿した水を
泥と水に分けるべく、
超高圧で加圧した水を噴射する「ウオータージェット」、
泥に圧力をかけ、柔らかくしている作業を行っているようです。
その上で、24時間ポンプ車で水を排出。
現在稼働しているポンプ車は総勢30台あるようです。
開始当初は2台だったことを考えると、
いかに困難な排水作業かが分かります。
この30台のポンプ車のうち、2台は、
日本が平成26年にタイに無償提供した10台のうちの
2台のポンプ車だそうです。
水の排出とともに重要なのが、
水の流入を防ぐこと。
洞窟入り口に、土嚢などを積み、
雨季で水かさが増えることを懸念し、防止策を計画しているようです。
洞窟内部の水位を調整するのは、
救出するというより、
非難している13人の命を守るためのように思えます。
では、実際どんな救出方法が考えられているかというと、
1.洞窟上部に穴をあける
2.少年たちにダイビング方法を教え、高度スキルのダイバー同伴で泳いでもらう
ということが考えられているようです。
手っ取り早いのは、
少年たちの非難している場所の頭上に
穴をあけて救出することだと思われますが、
洞窟な自然なもの。
岩盤の強度は未知数ですし、
周りは森林が多く、重機の侵入が困難。
加えて最悪の事態は、
洞窟全てが壊れてしまい、
13人が洞窟の下敷きになってしまうことが考えられます。
そして、少年たちにダイビングを教えるということですが、
前述のとおり、海水とは違い、足元の水は泥水。
加えて内部は真っ暗。
場所によっては、非常に狭い通路もあります。
彼らの発見にあたったのも、
上位ダイビング免許を持っている洞窟など専門の資格者で専門家のようです。
彼らが伴走するとしても、
おそらくダイビング経験がないと思われる
ローティーンの子供たちにうまく伝わるでしょうか。
ただでさえ、健康状態の危険もあります。
そして、一旦水の中に入ってしまえば、
暗いことも手伝って、どっちが水上か水下なのかさえも
分からなくなってしまい
精神的にパニックになってしまうことも考えられるようです。
いま新たに検討されているのは、
安全な寝袋のようなものに少年たちを
一人ずつ寝かせて、
高度技術を持つ専門ダイバーがそれを引っ張るという案が
有力のようです。
少なくともあと数日、
もし上部にトンネルを掘るとなると、
数ヶ月かかるとも言われています。
タイ政府は、慎重な議論を重ねて、
国外の専門家の意見や技術も聞き入れているようです。
13人がどうか無事に家族の元に
戻れますように
心よりお祈りいたします。
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