大仁田厚 神埼市長選出馬 当選公約は電流爆破マッチ 東国原ライバル視 佐賀のPRマンへ

佐賀 神埼(かんざき)市長選 決戦は4月15日

元プロレスラーで参院議員を務めた大仁田厚氏(60)は18日、

佐賀市内で記者会見を開き、任期満了に伴う4月の神埼市長選への出馬を正式に表明しました。

大仁田氏は数年前から親交のあった原口一博(はらぐち・かずひろ)衆院議員(佐賀選出)と神埼市などを回る中で

自然豊かでもっと栄えないといけない。しがらみのない市政に戻さなければと感じていた」と出馬理由を説明。住民票も移しました。

また大仁田氏にとって佐賀は、母親のふるさとであるようで「骨をうずめるつもりで頑張る」と意気込んでいます。

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会見では、新市庁舎建設費用の見直しなど六つの公約を掲げ「皆さんが安全で安心して暮らせて、市民の意見が反映される透明性ある市政を目指す」と強調した。同席した原口氏は「友人の一人として応援する。地域主権改革の先頭に立ってほしい」と話した。

 大仁田氏は長崎市出身で、明治大政治経済学部卒2001年から参院議員を1期務めた10年の長崎県知事選に出馬し落選した。

 市長選は市議選と同時で4月8日告示15日投開票。市長選には現職の松本茂幸氏(67)=3期、本堀=が立候補を表明している。

引用:佐賀新聞

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無所属での戦い!大仁田氏に勝算はあるのか

大仁田氏といえば、プロレス。

大仁田氏と言えば電流爆破。

現在60歳の大仁田氏は、還暦を機に昨年10月31日に引退(7年ぶり7度目!)しています。

9月17日に、神埼市の次郎体育館で、

入場無料のチャリティー興行「がんばれ九州! 九州北部豪雨チャリティー電流爆破マッチ」を開催していますが、

いま考えるとこれは、神埼市長選挙出馬の布石だったのでしょうか。

大仁田氏の神埼市長選挙の背景には、佐賀に地盤を築く原口一博元総務相(58)が深く関与しているようです。

この出馬表明の席にも同席しています。

大仁田氏は「神埼ブランドの宣伝マンになる」など6つの公約を宣言。

 1.50億の新市庁舎建設の見直し

 2.市民が主役のしがらみのない市政

 3.神埼ブランドの宣伝マンになる

 4.小中高の給食無償化と脊振(せふり)の自校式学校給食の再開

 5.神埼市人口増加計画

 6.高齢者、障がい者を支えあう医療福祉の充実

市長になったら、夏祭りを盛大に行い、封印していた電流爆破デスマッチの解禁プランも浮上しているといいます。

大仁田氏は「かえんば神埼」(=変えなければ!神埼)と書かれた5ページにおよぶマニフェストを用意していたようです。

ゆかりのなさそうな地に落下傘のように、ふらり現れ、「どげんとせないかん!
                                       (=どうにかしないといけない)

と怒り心頭だったかつての東国原さんを彷彿とさせます。

東国原英夫さんは、それまで「宮崎カラー」がまったくなかったにも関わらず、

実は宮崎県都城(みやこのじょう)市出身だという地元志向を推し進め、2007年宮崎県知事選挙へ無所属で立候補

当初はタレント時代の過去の問題行動や言動などのイメージもあり、出馬を疑問視する声

当選する確率の非常に薄い泡沫(ほうまつ)候補とする声も多くあった中、

その意見を追い風にすべく独自の選挙戦を展開。

選挙活動において、タレント候補にありがちなタレントの選挙応援を一切受けないことで、

政治家東国原英夫を強くアピール。

遊説や立会演説では宮崎弁を使い、早稲田大学出身をアピールし、

選挙活動最終日にはマラソンをしながら活動した。

この草の根運動が結果として「脱タレント」を印象付けることとなり、

また宮崎再建・宮崎自立のための具体策を打ち出した『そのまんまマニフェスト』や

無所属であることの「しがらみのなさ」を強調しての県政批判に徹し、結果として

政治に無関心な無党派層の関心を呼び起こしただけではなく、

現状に不満を持つ政党支持層へも支持を広く取り込み当選を果たしました。

この東国原氏を大仁田氏も非常に意識していると伝えられています。

しがらみや癒着のない市政に戻さないといけないんです」と

現市長で4選を目指して立候補を表明している松本茂幸(まつもと・しげゆき)氏(67)への対立構図を明確にしています。

引用:神埼市HP

※松本茂幸氏は、東洋大学法学部(通信教育)卒業。神埼町役場出身の政治家。

 2006年、2010年、2014年と出馬しており、2006年はわずか225票差
                     2010年はわずか 37票差 

で相手議員に競り勝っています。

   2014年には無投票で選挙勝利しています。

大仁田氏は、この選挙に勝算を見出しているのでしょうね。

佐賀県は大仁田氏の母親・松原巾江(きぬえ)さんの故郷だそうです。

大仁田氏自身も長崎市出身。

出身の長崎と今回の佐賀県は隣同士。

現在、大仁田氏の応援を表明しているのは民進党議員で佐賀1区(佐賀、鳥栖、神埼市など)

から当選している原口一博(はらぐち・かずひろ)氏

そして、福岡が地盤の自民党元幹事長・古賀誠(こが・まこと)氏(77)とのパイプもあるようです。

無所属で戦うことを既に表明しております。

一方の松本茂幸現神埼市長も過去3選全て無所属で戦っており、

2014年の選挙には自公から推薦を受け、対立候補なく勝利しています。

選挙公示まであと3ヶ月。

大仁田氏は東国原氏のように地方再生に取り組めるのか?

大いに期待したいです。

◎神埼市◎
人口約3万2000人。
2006年3月に神埼町(かんざきまち)、千代田町、脊振村(せふりむら)が合併して発足。
特産品:神埼そうめん、神埼そうめんコロッケ、アスパラガス(九州1)
観光地:宝珠寺(ほうじゅじ)のしだれ桜、吉野ケ里(よしのがり)遺跡(神埼郡吉野ケ里町にまたがる)、九年庵(くねんあん)の紅葉
出身者:江頭2:50(タレント)

 
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