佐世保小6事件から17年、加害者のNEVADAたんの年齢や現在は?
新幹線や電車内の無差別事件や親族間の怨恨によるトラブルが続きますが、いずれも凶器がナ〇フである点は同じ。
ここまで続くと、世の中への不満や、窮屈な生活への反動も考えられるのでしょうか。
思い起こされる凶悪な事件は、2004年の佐世保小6児童が犠牲となった事件。
NEVADAというトレーナーを着ていたため、NEVADAたんと呼ばれた加害者の小6女子生徒は現在何をしているのでしょうか。
年齢や現在の様子を調べてみました。
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目次
生徒同士のトラブル事件まとめ
愛知県弥富市十四山中学校の事件の衝撃
11月24日に起きた愛知県弥富市の同級生刺〇事件。
被害者も加害者も同級生(中学3年生)であったこと、学校内で起きた事件であること、二人の間に目立ったトラブルは確認されていないものの、加害者生徒は事前に凶器をネットで購入し計画性を持っていたことが指摘され、衝撃が走りました。
最近、凶器で襲撃する事件が多発している印象がありますが、実は、学校内で起きた生徒同士の凶悪事件は他にもあるのです。
生徒同士のトラブル事件まとめ
2021年6月
福井県越前市の高校
17歳の男子生徒が、同級生の男子生徒の背中を凶器で刺した傷害事件
2020年2月
埼玉県入間市の高校(武蔵野音楽大学附属高校)
三年生の女子高生が同級生女子生徒の脇腹を凶器で刺し、〇人未遂で逮捕
(話があると、容疑者が被害者を呼び出した)

2019年3月
愛媛県西条市の中学校
体育館で開かれていた朝の集会中、2年生の男子生徒が背後から同級生の頭を凶器で刺した
(加害者児童は普段から凶器を持ち歩いており、研いだものを同級生に見せていた)
近年だけでも毎年のように、このような事件は起こっています。
いずれも生徒同士。学校内で起きた事件もあります。
そんな中でも強烈なインパクトがある事件があります。
それは、2004年に起きた佐世保の同級生襲撃事件です。
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nevada事件辻菜摘現在は?
長崎県佐世保市小6事件とは
生徒同士のトラブルや事件でやはり強烈な記憶にあるのは、長崎県佐世保市で起きた小6児童の同級生刺〇事件です。
同級生同士の弥富の事件を見るとどうしても佐世保の事件を思い出すな。2004年の事件ももちろん衝撃的だけど、10年経つなぁと思った2014年にも事件が起きてるからねぇ。(未だに佐世保 事件で検索するとこの2件がトップに出てくる)
※佐世保は良い街ですよ。佐世保バーガー美味しいし。— とべきもも (@tobeki100) November 24, 2021
#読了
佐世保事件の被害者の兄2人(長男の僕と次男のぼく)のお話。
読んでて辛かった。でも最後は少しだけ光が見えたのかなぁ。 pic.twitter.com/Zb3rt855yX— aimi@読書垢 (@aimi_books) May 27, 2021
事件が起きたのは、2004年なので、20年近く経ちますが、被害者も加害者も小学校6年生だったこと。
内容も衝撃だったので、当時は連日このニュースでもちきりでした。

場所:長崎県佐世保市立大久保小学校
被害者:御手洗怜美さん(さとみさん・12歳)
経緯:給食中の時間だった二人は教室を抜け出していた。10分後1人で戻ってきた加害者の服には血がついていた。様子を聞かれた加害者は『私の血じゃない』と説明。一緒にいたと思われる御手洗怜美さんの所在を聞くと指差しで答えた。指差した方向は、教室と同じ階で50mほど離れた『学習ルーム』。かけつけた時には『学習ルーム』入口付近でぐったりとした様子で被害者が倒れており、首からは大量の血も。心肺停止状態でかけつけた救急車で搬送された。

二人は同じ小学校(長崎県佐世保市立大久保小学校)の同級生。仲良くしていた間柄だったようです。
しかし、事件のきっかけは思春期特有の少しの言葉の捉え方の違いだったのです。
事件5日前の5月27日。
二人は、学校内で一緒に遊んでいました。その遊びは『おんぶ』
何とも微笑ましい光景だと思うのですが、被害者女性がおんぶする側で、おんぶされたのは加害者女児でした。
小学校6年生となれば、体格の差は顕著に出る頃だとは思いますが、女子生徒であれば40キロ前後でしょうか。
加害者を背中に乗せた被害者は、ふと『重い』と一言発したようです。
実はこの言葉が、今回の事件の引き金になりました。

トレーナー画像を見る限り、普通体型、もしくはやせ型にも思える加害者生徒ですが、同じ年齢の子供同士が背中に乗せたり、乗られたりするのは、体型関係なくおそらく『重い』でしょう。
もちろんこの『重い』の一言に相手を傷つける意図や文句の意味は含まれていなかったと想像できますが、加害者生徒は、深刻にこの一言をとらえてしまったのです。
加害者生徒は、所属していたミニバスケを辞めた後、体重が増えたと気にしていたのです。
その場ですぐに『失礼だ!』と言い『謝罪』を要求。被害者も応じたようですが、怒りが収まらなかった様子で、インターネット掲示板(カフェスタ)に『言い方がぶりっこだ』と書き込んだそうです。(のちに削除)
この『おんぶごっこ』以来、急激に二人の仲がぎくしゃくし始めます。仲が良かったと言う、御手洗怜美さんとその兄は、妹から『友達とけんかになって悪口を言われている』と相談を受けたと言います。当時中学生だった3歳年上の兄は、時間が解決するからと、しばらく放っておくようにアドバイスしたようです。
兄の対応は間違っていなかったと思いますが、その後も二人の関係は修復するどころかまずます悪化していくのです。この『おんぶごっこ』以前にも、被害者宛ての悪口は掲示板の書き込みや交換日記などであったそうです。2004年当時、パソコンは今ほど普及していなかったものの、二人の家庭にはそれぞれPCがありました。
二人は共同でコミュニティ―サイトのようなものを運営しており、そのサイトを運営していたのは、加害者生徒の方でした。感情が押さえられなくなったとも考えられる加害者女児は、次第に怒りが倍増していった様子にみられ、ついにパスワードを使い被害者女児所有のページに侵入し、アカウントやアバター(着せ替えキャラ)を断りもなく消すなど、行為がエスカレートしていったのです。
他にも二人以外の生徒も加えた交換日記の存在がありましたが、そこでの被害者生徒の言動に文句をつけたり、ついには交換日記から被害者生徒を追い出すまで感情は爆発していきました。

事件の2日前、計画的に〇害計画をたてた加害者女児。
方法は、首を〇める、アイスピックで突く、カッターナイフで切るの三択で考え、カッターナイフを選んだそうです。持ち込みやすさや、入手のしやすさなどではなく、致〇傷になる最善の方法を考えたと言われています。
NEVADAたんの模倣は『バトルロワイヤル』
小学校6年生でこれだけ感情を高ぶらせ、明確な意思をもって計画的に襲撃することも想像を上回りますが、加害者女児には参考にしたドラマや小説がありました。
カッターナイフを使用すると決めたのは、事件前夜にテレビで見た『ホステス探偵危機一髪6(NBC長崎放送/TBS系列)』の1シーンだったそうです。
また事件現場のシチュエーションは、愛読していた小説『バトル・ロワイヤル』を模倣したのです。
2000年12月6日には深作欣二監督、藤原竜也さん主演で映画化された。
第5回日本ホラー小説大賞の最終候補作品に選出されるも、審査員の林真理子さんなどに酷評された。
後に、西鉄バスバスジャック事件などの犯人に模倣され、話題となった。
極東の全体主義国家「大東亜共和国」では、全国の中学3年生のクラスから毎年50クラスを無作為に選び出し、「プログラム」と称する殺人ゲームを実施していた。プログラムに選ばれた生徒たちはゲームのために確保されたエリアに集団で送り込まれ、生き残りが一人になるまで殺し合いを続けることを強要されるのだった。
引用:Wikipedia
当初は、カーテンを閉め切り、呼び出した被害者生徒を椅子に座らせた状態で、タオルで目隠しを、と想定していたようですが、被害者生徒に抵抗されます。
そのため、背後に回り、自分の手で目を覆うようにしてから、首を凶器で襲撃したそうです。
『バトル・ロワイヤル』の模倣通りでした。
このあと、計画通りに行えたことを安堵したのか、慌てる様子もなく、加害者生徒は、床に倒れ込んだ被害者生徒を見つめ(約15分間)、最後は足で蹴って、動かなくなるのを確認したそうです。
nevada事件辻菜摘の生活や生い立ちは?

凶悪な事件を起こした小学校6年生の加害者ですが、生い立ちや性格が気になりますね。
加害者の家族は、両親と高校生の姉と祖母の5人家族だったそうです。
父親は、保険会社に勤務するサラリーマンでしたが、1995年に脳梗塞で倒れ、しばらく治療に専念していました。
その後、母親がパートで一家を支えていたといい、家族は経済的な危機などもなくごく一般的だったと言われています。
事件当時、姉は商業高校の通う高校生で、父親もリハビリを終え、自分で保険代理店を経営しながら、おしぼり配達のアルバイトもしていました。
事件の概要だけを振り返ると、手に負えないような凶暴な性格にも見えますが、事件後、面談をした児童相談所の職員は、内向的で自己主張の苦手な少女と証言しています。
学校の成績もよく、頑張り屋だった一面も当時伝えられました。
家庭環境も特に問題はなく、どちらかというと控えめな少女(当時)である一方、思春期特有の感情の行き場のなさが一時的に爆発してしまったのでしょうか。

加害者が住んでいた場所は、佐世保市の弓張岳という山間部。頂上付近の小さな集落内に住んでおり、大久保小学校にはバスで通っていたといいます。
周囲に同年代の友達が少なかったことや、大久保小学校も少人数での学びであったと思われます。
小学校高学年という女の子の思春期ど真ん中の頃を、幼少期父親が病床にいたことや、代わりに大黒柱となった母親も仕事に奔走しており、寂しい思いを抱えていたのでしょうか。その過程で内向的な性格が形成されていき、またその反動で被害者との関係が全てと思えるほど濃密だったにも関わらず、被害者女児に一方的に裏切られたと勘違いしてしまい、事件に繋がったと考えてしまいます。
nevada事件辻菜摘現在は?
未成年ということや、精神鑑定なども検討されたため、被害者の名前や顔画像は公表される一方で、加害者の名前や顔画像は報道されることはありませんでした。
当時11歳の小学校6年生。17年経過した現在は、28歳という大人の年齢に達しています。
現在の様子が気になりますよね。
当時の少年法は、14歳以上と定められていたため、刑事責任能力が問える年齢にも達していませんでした。
3ヵ月ほどの精神鑑定の結果、情緒面の遅れを指摘されたようですが、障がいと呼べるほどの内容ではなかったようです。
このため事件後、加害者生徒は、栃木県さくら市にある児童自立支援施設「国立きぬ川学院」に送致。(この事件後、少年法改正の議論が進み現在は12歳以上に)
住所:栃木県さくら市押上288番地
設立目的:国立きぬ川学院は厚生労働省組織令第135条による国立児童自立支援施設として、児童福祉法第44条に規定する不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童であって、特に専門的な指導を要するものを入所させて、その自立支援を行い、あわせて全国の児童自立支援施設における児童の自立支援の向上に寄与することを目的としています。
国立きぬ側学院は、体育館や運動場、行動や研修所を有した学校のような場所のようです。
ただ一つ違うのは、学校とは違い全寮制で学びの場ではなく、自立支援が目的だと言う事。
作業内容は、環境整備、草花園芸、野菜、縫裁、調理実習のようです。
加害者生徒は、事件後児童自立支援施設に入所していましたが、施設内では模範生と呼べるほど特に目立った素行不良などはなかったと伝えられています。
10代前半のまだ心の成熟が乏しいと思われる中、長崎県から遠い栃木県に移送され、そこで似たような環境の生徒たち集団生活をしていたはずの加害者生徒。
家族が面会にくることもあったようですが、冷静に対応し雑談などには応じるものの、麺会終了後に寂しがるような様子もなく非常に冷静であったようです。
事件から僅か4年後の2008年春。
15歳頃には、国立きぬ川学院(児童自立支援施設)を出所し、社会復帰していると伝えられてます。
長崎県佐世保市の現在は
事件が世間に与えたインパクトは強く、また地域住民の不安はより一層高かったと思います。
長崎県佐世保市は、事件後毎年6月を『いのちを見つめる協調月間』と定め、学校、家庭、地域ぐるみで取り組みをおこなっています。
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