男子校の正則学園高校、2019年大学受験と、新入生受験に影響ないのか?
先生(教員)たちの重労働が問題になっている中、
理事長への早朝挨拶のためだけに早朝出勤は必要なのでしょうか?
塩澤一彦(しおざわかずひこ)理事長(学園長)の顔画像は?
教員たちがストライキを起こすまでの背景とは?
在校生の授業や、大学受験、
そして新年度入学希望生徒の受験に影響ないのか?
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正則高校,理事長顔画像,早朝挨拶動画アリ!
教員の過労死も問題になっている中、
私学の教員たちは、なぜこの時期にストライクに至ったのでしょうか。
東京都千代田区にある正則学園高等学校(せいそくがくえん)。
教員は、50名ほど在籍しているようですが
今回、ストライキを起こしたのは、約半数の20名の教員。
ストライキを起こした理由は、
慣例となっている『早朝挨拶』とのこと。
動画がありましたので、ご覧ください。
千代田区の正則学園高校で本日、私学教員ユニオンに加盟した同校の先生たち約20名が「理事長挨拶ストライキ」を通告したのはお伝えしたとおりですが、問題の挨拶の映像がこちらです。一列に並んで一人ずつ順番に接見、神棚に二例二拍手一礼。これがまだ夜明け前、早朝6時半からの全教諭の毎日の義務。 pic.twitter.com/1K6cXkKiGF
— 坂倉昇平@ブラック企業ユニオン・総合サポートユニオン (@magazine_posse) 2019年1月7日
引用:Twitter
正則学園高校の始業は午前8時ですが、
7時頃に塩澤一彦(しおざわかずひこ)理事長(学園長)が
出勤してくるので、その時間帯に合わせて
挨拶をするために、教職員は6時半頃から
順次出勤してくるのが慣例となっているようです。
『早朝挨拶』は強制ではないというのが
正則高校側の言い分ですが、参加しないと
上司に当たる立場の教員から
『ばか』『あほ』『ふざけるな』と
いう怒声と共に、指導が行われるといいます。
これでは事実上の強制のように思えます。
テレビ報道では、モザイクがかけられていた
塩澤一彦(しおざわかずひこ)理事長(学園長)の顔画像ですが
引用:Twitter
隠されると気になりますよね。
こちらが、塩澤一彦(しおざわかずひこ)理事長(学園長)の顔画像です。
引用:Twitter
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ストライキ起こす教員重労働とは?

引用:TOKYO MX
理事長に挨拶をしにいくこと自体は
間違いではないとは思いますが、
6時半に出社するためには、始発に近い
早朝の電車に乗る必要があるでしょうし、
始業前の朝礼のようなかたちで
挨拶を一度に済ますことはできないのかと
私は思ってしまいます。
教員たちが加入している、
私学教員ユニオンのHPを見てみました。

正則学園高校の労働問題
(1)過労死水準の長時間労働
厚生労働省の過労死認定基準である月80時間を超える長時間労働を多くの教員が行なっています。朝6時半頃~夜9時頃まで休憩もなく働き、1日の労働時間は約14時間半にも及ぶため、帰宅時間が終電間際になる教員もいる状況です。これまで過重労働により、体調不良、入院をした教員もおり、中には過労死が疑われる方もいました。
その原因は、授業以外の業務が膨大にあることですが、まとめるとおおよそ以下のようなものになり、業務範囲に際限がありません。
①毎朝の理事長への挨拶(詳細は後述)。
②授業準備、および授業準備に関わる教材研究。
③生徒対応(補習・受験指導・進路指導等)。
④保護者対応(電話・面談対応等)。
⑤業務に関わる会議・打ち合わせ等(行事等の検討会議等)。
⑥登校指導。
⑦入試事務(入試問題の作成や、採点、入試説明会への参加、学校周り等)。
⑧部活動指導(授業後及び休日等に、部活動で生徒を指導・監督)。
⑨昼休み業務(休憩時間を取らずに質問対応、呼び出し対応等)。
⑩定期テストの作成・採点及び成績処理。
⑪長期休暇中の講習と赤点補習。
⑫定時前業務(生徒からの資料提出の受け取り、生徒の呼び出し対応等)。
⑬事務作業(授業料の徴収・連絡、貢納金の徴収・連絡等)
⑭その他年間行事に関わる業務(式典、保護者との宴会、納涼会、新年会、役員会等)
(2)残業代不払い
以上のような多大な業務に対して、残業代は適切に支払われていません。また、出勤は実際の労働時間でタイムカードを打刻できるが、退勤は、一定の時間で事務職員に勝手に打刻されてしまい、実際の労働時間で打刻ができません。
(3)労働条件の不利益変更
教員らの正式な同意もないまま、一方的に定期昇給が停止され、ボーナスも減額された状態です。
(4)非常勤の低待遇
学校の経営陣は専任教諭の退職にあたって専任教諭を補充せず、非正規雇用の非常勤講師を増やしています。非常勤講師は授業時間1コマに対して約2000円が支払われるだけで、授業以外の授業準備・教材研究、試験作成・採点、講習などを行い1日8時間・週40時間近く働いています、しかし、それらの授業外業務に対しては賃金が払われず、社会保険にも加入できていません。月の手取りは15万円程度であり、これでは生活もままならず、契約が1年更新のため将来も見えない状況です。
引用:私学教員ユニオンHP
よく見ていくと、早朝挨拶だけではなく
賃金問題や、時間外労働の手当て、
非常勤講師の社会保険や不安定な契約内容など
問題点は様々あるようです。
正則学園は1月8日が始業式であり、
始業時間の8時までには、ストライキ活動は終えている
と話していますが、
ストライキをしている20名の教員たちと
理事長との溝は、すぐには埋まらない様子です。
これから、高校3年生は大学受験もあるでしょうし
来春入学を希望している中学3年生は、
正則学園の受験を考えている人も多くいるでしょう。
授業や学校運営に支障がないとしても
ナーバスになっている受験生には動揺があるでしょうし
家族も不安だと思います。
早い段階での解決を模索してほしいですね。
最後までお読みいただき有難うございます。
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