塩澤一彦(しおざわかずひこ)理事長(学園長)の顔画像アリ!
男子校の正則(せいそく)学園高校、2019年大学受験と、新入生受験に影響ないのか?
先生(教員)たちの重労働が問題になっている中、
理事長への早朝挨拶のためだけに早朝出勤は必要なのでしょうか?
教員たちがストライキを起こすまでの背景とは?
在校生の授業や、大学受験、
そして新年度入学希望生徒の受験に影響ないのか?
正則学園高校の偏差値や進学実績、宗教観が気になる!
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正則学園高校,ストライキは早朝挨拶だけではない?

引用:TOKYO MX
理事長に挨拶をするということ自体は、
至極普通な行為だと思うのですが、
今回は『早朝挨拶』。
つまり時間帯が問題になっているようです。
正則学園高校は、8時始業と言うことなので、
教員も生徒も、
8時に授業がスムーズに行われるように
8時より以前に着席しておくことが非常に大事ですね。
先生であれば、職員室を通って、各クラスに出向くでしょうし
授業の準備もあるでしょうから、
30分前には出勤しておくと、
余裕を持って準備が出来るのでしょうか。
一般の会社であれば、朝礼や朝の体操、
社歌などを歌うこころもあると思いますが
この正則学園高校は、『理事長への早朝挨拶』を終えれば
教員たちはそれぞれの持ち場に就くことができるのでしょうか。
何らかの手掛かりがないかと思って、
私学教員ユニオンのHPを見てみました。

正則学園高校の労働問題
(1)過労死水準の長時間労働
厚生労働省の過労死認定基準である月80時間を超える長時間労働を多くの教員が行なっています。朝6時半頃~夜9時頃まで休憩もなく働き、1日の労働時間は約14時間半にも及ぶため、帰宅時間が終電間際になる教員もいる状況です。これまで過重労働により、体調不良、入院をした教員もおり、中には過労死が疑われる方もいました。
その原因は、授業以外の業務が膨大にあることですが、まとめるとおおよそ以下のようなものになり、業務範囲に際限がありません。
①毎朝の理事長への挨拶(詳細は後述)。
②授業準備、および授業準備に関わる教材研究。
③生徒対応(補習・受験指導・進路指導等)。
④保護者対応(電話・面談対応等)。
⑤業務に関わる会議・打ち合わせ等(行事等の検討会議等)。
⑥登校指導。
⑦入試事務(入試問題の作成や、採点、入試説明会への参加、学校周り等)。
⑧部活動指導(授業後及び休日等に、部活動で生徒を指導・監督)。
⑨昼休み業務(休憩時間を取らずに質問対応、呼び出し対応等)。
⑩定期テストの作成・採点及び成績処理。
⑪長期休暇中の講習と赤点補習。
⑫定時前業務(生徒からの資料提出の受け取り、生徒の呼び出し対応等)。
⑬事務作業(授業料の徴収・連絡、貢納金の徴収・連絡等)
⑭その他年間行事に関わる業務(式典、保護者との宴会、納涼会、新年会、役員会等)
(2)残業代不払い
以上のような多大な業務に対して、残業代は適切に支払われていません。また、出勤は実際の労働時間でタイムカードを打刻できるが、退勤は、一定の時間で事務職員に勝手に打刻されてしまい、実際の労働時間で打刻ができません。
(3)労働条件の不利益変更
教員らの正式な同意もないまま、一方的に定期昇給が停止され、ボーナスも減額された状態です。
(4)非常勤の低待遇
学校の経営陣は専任教諭の退職にあたって専任教諭を補充せず、非正規雇用の非常勤講師を増やしています。非常勤講師は授業時間1コマに対して約2000円が支払われるだけで、授業以外の授業準備・教材研究、試験作成・採点、講習などを行い1日8時間・週40時間近く働いています、しかし、それらの授業外業務に対しては賃金が払われず、社会保険にも加入できていません。月の手取りは15万円程度であり、これでは生活もままならず、契約が1年更新のため将来も見えない状況です。
引用:私学教員ユニオンHP
早朝挨拶後の教員の一日の流れを
把握することは出来ませんでしたが、
よく見ていくと、早朝挨拶だけではなく
賃金問題や、時間外労働の手当て、
非常勤講師の社会保険や不安定な契約内容など
問題点は様々あるようです。
正則学園は1月8日が始業式であり、
始業時間の8時までには、ストライキ活動は終えている
と話していますが、
ストライキをしている20名の教員たちと
理事長との溝は、すぐには埋まらない様子です。
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正則学園高校、偏差値や進学実績は?
私学教員ユニオンで訴えられている内容は
明らかに超過している労働時間や、重労働ですよね。
千代田区の正則学園高校で本日、私学教員ユニオンに加盟した同校の先生たち約20名が「理事長挨拶ストライキ」を通告したのはお伝えしたとおりですが、問題の挨拶の映像がこちらです。一列に並んで一人ずつ順番に接見、神棚に二例二拍手一礼。これがまだ夜明け前、早朝6時半からの全教諭の毎日の義務。 pic.twitter.com/1K6cXkKiGF
— 坂倉昇平@ブラック企業ユニオン・総合サポートユニオン (@magazine_posse) 2019年1月7日
引用:Twitter
正則学園高校は、公開されている動画で
神棚に二例二拍手一礼するシーンがあるので
私学ですし、宗教色がある高校なのかな?
と疑問に思いましたので、調べてみました。
国公私立の別:私立学校
住所:東京都千代田区神田錦町三丁目1番地
最寄り駅:御茶ノ水駅
設立年月日:1896年
共学・別学の別:男子校
課程:全日制課程
設置学科:普通科
【校名の由来】
明治時代の英語教育が変則であったことに対して、正則な英語教育を行うという意味から由来する。
【モットー】
「正義人道」「質実剛健」
【偏差値】
47(東京都内高校425/648位)
【進学率】
約70%が4年制大学に進学
【進学実績】
日本大学、専修大学、玉川大学、神奈川大学、駒澤大学など
【出身有名人】
石川啄木(歌人)、斎藤茂吉(歌人)、平塚らいてう(作家)、田中角栄(政治家)
【姉妹校】
ニュージーランドと台湾にそれぞれ3校
神棚にお祈りをするシーンはありましたが
宗教色がある学校ではなく、
慣例として毎日の神棚に挨拶をしているだけのようです。
これから、高校3年生は大学受験もあるでしょうし
来春入学を希望している中学3年生は、
正則学園の受験を考えている人も多くいるでしょう。
授業や学校運営に支障がないとしても
ナーバスになっている受験生には動揺があるでしょうし
家族も不安だと思います。
早い段階での解決を模索してほしいですね。
最後までお読みいただき有難うございます。
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