増える過労死 県庁職員自席で倒れる 新潟市40代女性 名前公表なるか?

増える過労死、今度は新潟県庁職員

過労死問題が叫ばれて久しいですが、今度は公務員の女性です。

新潟市中央区内にある新潟県庁内で、勤務中の高等学校教育課の40歳代の女性職員が

自席で倒れ、意識混濁で病院に運ばれたがお亡くなりになったそうです。

女性職員の残業時間と労働環境はどうだったのでしょうか。

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詳細

 

新潟県教育委員会は9日、高等学校教育課の40歳代の女性職員が勤務中に倒れ、8日に死亡したことを明らかにした。

 女性の時間外労働時間は昨年12月が約120時間、同11月は約100時間に及び、厚生労働省が過労死ラインとする「月80時間」を超えていた。県教委は過労死の可能性もあるとみて、10月以前の勤務実態も調べている。

 県教委総務課によると、女性は5日正午頃、新潟市中央区にある県庁内の自席で意識が混濁した様子を見せたため、市内の病院に搬送された。入院したが意識は戻らず、8日夕に死亡が確認された。

 女性は残業時間が規定を上回っていたため、医師に健康相談をしていた。体調不良を訴えたり、悩んだりしていたとの報告は同課に寄せられていないといないという

引用:読売新聞

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過労死になりやすいタイプとは?

過労死認定には、自ら命を絶ってしまうケースと、今回のように倒れてしまうケースとあるようです。

     「自殺するぐらいまで、そんなに倒れるまで、働かなければいいのに」

そう客観的には思うのですが、

過労死する人は責任感が強かったり鬱で正常な判断ができなくなっていたりと、

様々な理由があるようです。

では、いったいどんなタイプの人が過労死になってしまうのでしょうか。

協調性があり責任感がある人
会社に従順で人に優しく生真面目な人 が過労死をしてしまう傾向があるように思います。
「自分が休んだら他の人に迷惑をかけてしまう」と考え、心身がボロボロになるまで頑張ってしまうようです。

鬱気味で冷静な判断力が失われるている人
過労で鬱状態に陥り、正常な判断力が失われ、ふと自殺したいという衝動にかられてしまうようです。
鬱の人に多いようですが「自分は大丈夫」とどこか他人事だと思っていて、
しかしながら実は深刻な状態だったというケースは多いようです。

過労死した身内を代弁して残された家族が、会社に損害賠償を要求し、裁判で戦っているニュースを

最近よく目にします。

家族の一番の訴えは、こんな状態(過労死)まで酷使させた会社への怒りなんでしょうが、

実は過労死するまで気付けなかった、救えなかった後悔と自責の念にあるように思います。

働き盛りの40代。

今回のこの女性は名前は公表されていませんが、おそらく責任ある役職につかれ、

仕事にやりがいを見出し懸命に走っていて、

「自分が頑張んなきゃいけない」と

自分が知らずうちに自分を追い込んでしまったのではないでしょうか。

残業時間120時間は異常だと思います。

「ノー残業デー」などが推奨される中、県庁の職員が過労死となると、

国も、政府ももっと動かざるをえないと思います。

働き方改革、名前だけが独り歩きしているように思えますので、

もっと中身を充実させたものに、そしてこういった悲劇を繰り返さないことを切に願います。

女性のご冥福を心よりお祈りいたします。

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