幼い2人が犠牲に。火災現場で何が起こったのか
幼い兄弟が亡くなったという悲しいニュースです。
長崎県かき道(かきどう)にある市営住宅の一室が全焼した火事で
8歳の宮本由翔(ゆうと)君と、5歳の恵翔(けいと)君の兄弟が亡くなりました。
二人の死因は溺死、火災現場で溺死とはどういうことなのでしょうか。
詳細を追いました。
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事件詳細
1月3日の9時半頃、長崎県かき道(かきどう)の市営住宅の一室が全焼し、
そこに住む宮本由翔(みやもと・ゆうと)君(8)と、弟の宮本恵翔(みやもと・けいと)君(5)が
亡くなりました。
火災原因は脱衣所に置かれていた電気ストーブだということです。
二人は当時入浴中で、司法解剖の結果、
火災で起こった煙による一酸化中毒で意識不明の状態となり、
そのまま浴槽で溺死したと見られています。

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どの家庭でも起きやすい火事の火種。脱衣所に燃えやすいものはダメ!
電気ストーブは、比較的安価ですし、持ち運びも簡単です。
トイレや脱衣所など、狭い空間を一時的に温めるのは大変役立つ暖房器具だと思います。
寒くなるにつれて、ヒートショックに注意!が叫ばれる中、
コンパクトで手軽な電気ストーブなよく選ばれるようです。
近所の家電量販店では¥3000程度で売られています。
しかし、危険性も伴います。
エアコンなどのようにファンではないため、引火の危険があります。
我が家も、一度カーテンを焦がしたことがあります。
よちよち歩きだった子供が、少し目を離した隙に意外な猛スピードで
ベランダ側の窓付近に行っており、
ひらりとカーテンの向こう側に行ったことで、カーテンの端っこが
電気ストーブの正面に触れてしまいました。
(※幸い、すぐに気付きカーテンを少しだけ焦がす程度で収まりました。)
今回の宮本さん宅には、脱衣所の電気ストーブのすぐそばに、
タオルなど燃えやすいものが普段からあったといいます。
でも、脱衣所はそもそも狭いですし、導線を考えたら、
タオルや着替えなど入浴に必要なものは、どのご家庭にもきっと常備されているのでは
と私は感じました。
いまでは、換気扇部分に備え付けられる暖房器具なども工事費込みで10万程度で
販売されているようです。

しかし、賃貸などでは、そもそもそのような暖房器具の設置が難しかったりしますね。
とても他人事とは思えない事件です。
幼い宮本由翔君・宮本恵翔君のご冥福を心よりお祈りいたします。
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