平昌オリンピックで歴史的メダル数を獲得した日本。頑張ったのは選手達だけではありません。
選手を大きく支えたスタッフ達にも賞賛の声が。
今夜の情熱大陸に、平昌五輪で4位入賞を果たした
「ミスパーフェクト」宮原知子やいま大注目の本田真凜、白岩優奈らを育てた
濱田美栄コーチが出演されます。鬼コーチと言われている濱田美栄コーチ。
実は「気遣いの人」と選手から絶大な信頼があるのです。
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濱田美栄の教え子は宮原知子、本田真凜だけじゃない、注目株を次々指導

濱田 美栄(はまだ みえ)さんはフィギュアスケートコーチで
1959年10月29日生まれの現在58歳。
京都府京都市出身
京都市立藤森中学校、京都市立日吉ヶ丘高等学校、同志社大学卒業されています。
自身もフィギュアスケート選手だった濱田コーチ。
フィギュアスケートとの出会いは小学生の時。
母親は申し込んだスケート教室に通ったことがきっかけだそうです。
時代もあるのでしょうが、浅田真央さんや宇野昌磨選手が、幼稚園生くらいの時から
始めたエピソードがあるのに比べると、随分遅いスタートのように思います。
「私は(選手として)全然大したことがない」
と全日本選手権10位の経歴があるにも関わらず謙遜。
同志社大学在学中に米国にスケート留学も果たしています。
いまは、現役選手では羽生結弦選手、
過去には浅田真央さん、高橋大輔さん、安藤美姫さん、荒川静香さんなど
海外に拠点を置く選手も増えていますが、
当時、アメリカの方がフィギュアが盛んだったということで、
留学を決意するとは、ご自身の行動力ももちろんですが、
親御さんの資金力も相当なものだったでしょうね。
しかしプレイヤーとしてよりも、指導者の方に興味があったようで、お
同志社大学卒業と共に、選手を引退し、コーチに転身しています。
いつかは、コーチになりたいとは考えていたようで、
小学校の卒業文集には将来の夢にフィギュアのコーチと書いたようです。
信念が変わらない人なのかもしれません。
コーチとして奮闘する毎日、濱田コーチのコーチ歴は35年のベテランですが、
注目を集めるようになったのは、ここ数年のこと。
濱田コーチの教え子で最初に世界レベルに達したのは太田由希奈選手。
太田選手は2003年に世界ジュニア女王のタイトル獲得した後、
2004年四大陸選手権優勝しています。
濱田コーチは当時44歳でした。
コーチは、リンク所属という場合もあり、現在濱田コーチの場合は、
関西大たかつきアイスアリーナ(大阪府高槻市)を拠点に活動中。
今回、教え子、宮原知子選手がパーフェクト演技で、自信が持つ自己最高記録を
塗り替えたことで、世界各国より「教えていただきたい」と
熱烈ラブコールがくるようですが、大学内リンク付きコーチという立場上、
濱田コーチの一存では決められないような状況だといいます。
宮原知子選手は、関西出身で、これまでもこれからも、
濱田美栄コーチを師事していくとみられています。
その他の選手も関西勢が多いですよね。
本田真凜選手も関西大学高等部在学中です。
現在指導中の選手
宮原知子 – 2015年GPファイナル2位・2015年世界選手権2位・2016年四大陸選手権優勝・2018年平昌オリンピック4位
本田真凜 – 2015年JGPファイナル3位・2016年世界ジュニア選手権優勝
白岩優奈 – 2015年JGPコロラドスプリングス・JGPログローニョ優勝
紀平梨花 – 2016年JGPリュブリャナ杯優勝過去に指導した選手
神崎範之 – 2005年ネーベルホルン杯2位・2006年全日本選手権4位
太田由希奈 – 2003年世界ジュニア選手権・2004年四大陸選手権優勝
澤田亜紀 – 2005年全日本ジュニア選手権優勝・2005年JGPファイナル2位
北村明子 – 2005年JGPモントリオール優勝
金彩華 – 2007年韓国選手権優勝
村元小月 – 2009年トリグラフ杯優勝
村元哉中 – 2010年・2011年トリグラフ杯2位
加藤利緒菜 – 幼少期に指導。後に加藤ゆかり・アンソニー・リュウにコーチを変更。
木原万莉子 – 2014年プランタン杯・2015年ババリアンオープン・2016年トリグラフトロフィー優勝
引用:Wikipedia
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鬼コーチは選手たちの母としての気遣い溢れる優しい人だった
昨年の去年の全日本選手権では10位以内のうち実に4人が門下生。
濱田美栄コーチの現在・過去の指導選手をみてみると、
女性選手が多いことに気付きます。
これは、濱田コーチの指導方法と深く影響しているようです。
濱田コーチに
「若いスケーターを育てる上で何が最も重要なことは何か?」
と尋ねると、
「しつけ」
と回答しています。
「フィギュアスケートは個人競技です。スケーターたちの多くが自己中心的です。もし滑りたくないと思えばシーズンをスキップすることも許されます。これがもし団体競技だったら、例えばゴールキーパーがいるような競技ですが、やりたくない、などという自分勝手は許されません」
「個性を主張するようになると、我慢させるのがとても難しくなりますね。
そういうことをさせないように努めています。そこは厳しくします。生徒たちは人の意見に、目標に、耳を傾ける必要があります」「親御さんをコントロールすることも、とても重要です。
私は頑固ではありませんが、自分のやり方は守ります。
私の目的は良い選手を育てることです。拙速に一時の楽しみを求めることではありません」
過去のインタビューでは、このように語っているようです。
言葉だけを聞いていると、とても厳しい人のように聞こえますが、
スケートを指導する前に、まだ人格が形成されていない10代の子も多いことを考えると、
リンクに立つ前の心構えや、個人競技での戦い方、
そして普段一緒に生活する選手の家族たちには、
「同じ方向を向いて一緒に応援していきましょうね。」
という選手単体ではなく、家族もみんな一丸となって頑張っていきましょう!
という愛ある指導のように思えます。
濱田コーチが現在教えている30人ほどの教え子の中には、
宮原知子選手や本田真凜選手のような有名、エリート選手以外にも、
現在4歳~23歳であるまだ無名の選手たちも幅広く教えているようです。
コーチを始めた頃に指導していた、初心者教室にも顔を出すこともあるようです。
日本でフィギュアスケートが注目されるようになったのは、近年の事。
「ブームが去ってもいいものは残る。ちゃんと勉強しないと」
ご自身を厳しく律することで、教え子たちにも常に尊敬されるコーチであり続けられるんでしょうね。
今夜の情熱大陸(23:00~23:30)も楽しみです!
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