【桂歌丸、死因は慢性閉塞(へいそく)性肺疾患 享年81歳】
日本テレビ系「笑点」の大喜利メンバー、司会者として愛された
名落語家桂歌丸(かつら・うたまる)さん(本名椎名巌=しいな・いわお)
が亡くなりました。
2006年に50年出演してきた「笑点」を勇退し、
「目方(体重)36キロ」と自虐的に笑わせた昭和の名噺家が旅立ちました。
複雑な家庭に育った歌丸さんに、父親母親はいなかった?
祖母タネさんの女傑ぶりとは?
4歳年上の妻(嫁)、子供、孫はいるの?
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桂歌丸の生い立ちが凄かった!
女傑タネに育てられた幼少期,父親母親不在の理由は?
2日午前11時43分
落語芸術協会会長の桂歌丸(かつら・うたまる)さん
(本名椎名巌=しいな・いわお)が、
慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため、
亡くなりました。81歳でした。
2016年に50年出演し続けた「笑点」を勇退。
「高座の上で死ねたら本望」と、
入退院を繰り返しながら、
晩年は酸素チューブを使いながら、
また車椅子などに乗りながらも
高座に上がり続ける生き様を見せてきた
桂歌丸さんの人生を振り返ります。
本名:椎名巌(しいな いわお)
生年月日:1936年8月14日
没年月日:2018年7月2日
享年:81歳
出身:神奈川県横浜市中区真金町(現:南区真金町)
死没地:神奈川県横浜市
血液型:A型
学歴:横浜市立吉田中学校⇒横浜市立横浜商業高等学校定時制中退
職業:落語家
師匠:5代目古今亭今輔
4代目桂米丸
名跡:1. 古今亭今児(1951年 – 1961年)
2. 桂米坊(1961年 – 1964年)
3. 桂歌丸(1964年 – 2018年)
活動期間:1951年 – 2018年
活動内容:古典落語
家族:椎名冨士子(妻)
所属 日本芸術協会→落語芸術協会
オフィスまめかな(マネジメント・業務提携)
桂歌丸さんは、落語界の重鎮で、
「笑点」出演50年や、落語芸術協会会長だったり
名誉あるポジションにも関わらず、
「笑点」内で
本名や妻をいじられたり、
とてもチャーミングな一面をみせていただけました。
引用:http://matomesite.doorblog.jp/
こんな死亡ネタを自ら自虐的にネタとして番組に取り込む
お茶目さも披露していました。
桂歌丸さんの生い立ちは、
時代背景もあるのでしょうが、少し複雑なようです。
生まれは、
横浜市中区真金町の遊女屋の長男として誕生。
父親は、椎名貞雄(しいな・さだお)、
母親は、伊藤ふく(千葉県市原市瀬又の農家の娘)でした。
3歳で父親を結核で亡くしてから、
同居していた姑と折り合いが悪化した母親が家出。
幼少期の桂歌丸さんは、9歳から父方の祖母に育てられました。
祖母の名前はタネ(1879-1953)。
三重県四日市市川原町で名産品万古焼の包装紙を扱う紙卸業「紙宗」の長女。
16歳で横須賀柏木田遊郭の若葉楼で働き始め(職種は不明)、
30歳で結婚。
大正時代には吉原 遊 郭 で引手茶屋「東屋」を夫とともに経営していたが、
法律などが代わり、遊 郭 閉鎖となった昭和33年まで女郎屋「富士楼」を経営。
近隣の他の女将と合わせて、「真金町の三婆」と呼ばれるほどの気性の女性だったようです。
周りに年頃のの女性ばかりの中で育った歌丸少年は
当時、ラジオの落語放送に夢中になったようです。
中学2年の時、お姉さま方の慰労会で開かれた春風亭柳昇の落語に観覧。
これに影響を受けた歌丸少年は落語家になることを決心。
祖母の知り合いの紹介で古今亭今輔に弟子入りすることになりました。
(中学3年だった1951年(昭和26年)に入門)
落語家になってからも、
桂歌丸さんの得意な分野は、女性描写。
幼少時に間近で、お姉様達を見て育ったためか、
女の化粧風景を描写した「化粧術」の珍芸を持っています。
そのことが影響してか、
バニーガール姿、花魁姿などの女装を『笑点』で
何度も披露しています。
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桂歌丸,嫁,子供,孫,家族調査!
歌丸さんは、愛妻家で有名です。
嫁(妻)の名前は冨士子さん。
歌丸さんの4歳年上の姉さん女房(1932年生まれ)のようです。
冨士子夫人も、歌丸さんと同じ横浜真金町の出身であった縁から結婚。
しかし、結婚に至るまでは、
冨士子さん側の家族の猛反対があったようです。
両親はおらず、育ての親タネさんの豪傑ぶりが有名だったため、
冨士子さん側が躊躇したのでしょうね。
しかしながら、歌丸さんが選んだのは冨士子さん。
師匠・5代目今輔から勧められた女性を断っての恋愛結婚だったようですね。
その冨士子さんがコチラ。
歌丸さんが噺家として愛されていたのは、
この妻冨士子さんの内助の功あっての成功ですものね。
なんとなく歌丸さんが尻に敷かれているような気がするのは
私だけでしょうか。
実際も、恐妻という噂も。。。?
二人の間には、娘さんがお一人いるようです。
その娘も子供を生んでいるようです。
歌丸さんは42歳でおじいちゃんになっているようなので、
もしかしたら、ひ孫までいるようです。
歌丸さん周りの家族で、有名なのは
冨士子さんや祖母のみで、
子供や孫の事は
一切口外していないようですね。
娘さんも芸能のお仕事は一切していないので、
そういった配慮もあるのでしょう。
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まとめ
桂歌丸さんは、愛された落語家でした。
愛妻家で家族思い。
そして笑点の顔として活躍した50年で
老若男女に愛された希有な落語家でした。
これから、葬儀の日程などが発表されるでしょう。
落語家協会主催の「お別れの会」で、
列席する先輩、同僚、後輩たちのコメントが楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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