逗子市でストーカー雇った探偵に住所漏洩
神奈川県逗子市で起きた三好梨絵さん(当時33)ストーカー殺人事件で、「加害者側に住所を漏らした」
として被害者の夫が逗子市を訴えた裁判で、裁判所は15日、市に110万円の支払いを命じる判決を
言い渡しました。住所が漏れなければ犯行は防げたはず。判決後の会見で三好さんの夫は何を語ったのでしょうか。
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事件詳細



この事件は2012年、逗子市の自宅アパートで三好梨絵さんが元交際相手の男からストーカー行為を受けた末に殺害されたもの。犯行前日、逗子市の職員が男が雇った探偵業者に三好さんの住所を漏らしたのはプライバシー侵害に当たるとして、被害者の夫が市に慰謝料など1100万円を求めて提訴していた。
15日の裁判で横浜地裁横須賀支部は、住所を漏えいしたことは「違法な公権力の行使に当たる」と述べて逗子市の責任を認め、慰謝料など110万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決後の午後4時半頃、三好さんの夫が会見した。
三好梨絵さんの夫「(判決を受けて)命に関わる情報が漏れたことに対しての100万円という金額が提示されたというのは、今後、情報漏えいが起きてほしくないという警鐘を鳴らす意味では十分ではないか」
一方、平井竜一・逗子市長は、控訴しないとした上で、「今後ともこのような情報漏えいを決して起こさぬよう、最大限の取り組みを続けてまいります」と述べた。
引用:日テレニュース24
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命の価値が110万? 三好さんの夫は「情報漏えいが起きてほしくない」
ご遺族の気持ちを考えると、この判決結果はどうなのでしょうか。
逗子市職員がもし、情報を漏らさなければ、三好梨絵さんの命の危機はなかったであろうことを考えると
夫の怒りの矛先を考えます。
事件から5年の歳月が過ぎましたが、私はこの事件のことをよく覚えています。
ストーカーという言葉がメジャーになり、三好さんのケースだけでなく、
女性を狙った男の犯行が目立ちました。
三好さんはご結婚もされていますし、元交際相手が太刀打ちできない幸せなステージに
いらっしゃったと思います。
それを思いの強さで居場所をつきとめ犯行に及ぶ、
ストーカー事件のほとんどの被害者は女性です。
力づくで復縁を迫ったり、思いの空回りで衝動的な行動に出る。
無抵抗な女性にはどうすることもできないと思います。
三好梨絵さんのご冥福を心よりお祈り致します。
※小堤英統(こづつみ・ひでと)容疑者は、犯行後自殺を図っています(当時40)
参考:逗子ストーカー殺人事件
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