カヌー連盟に強い衝撃 完全に裏切られた!
まさかのドーピング事件。強い倫理観とモラルの高さで、オリンピックでドーピング違反者はゼロの日本。
その信用が崩れるまさかの事件が起きました。ライバルに“仕掛けられた”という前代未聞・最悪の事態。
都内で会見した日本カヌー連盟の成田昌憲会長は
「わびてもわびきれない。完全に裏切られた」と苦悶(くもん)の表情を浮かべました。
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詳細
昨年9月11日の日本選手権カヤックシングル200メートル。鈴木は小松のレース中に小松の飲料水ボトルをロッカー室に持ち込んだ。インターネット通販で購入した筋肉増強剤メタンジエノン(50錠、1300円)1錠を混入後、何事もなかったように元に戻した。前日10日の同500メートルで鈴木は5位。小松は3位。練習でも何度も力負けしており、関係者によると「本能的にもう勝てない」と実感し、妨害行為に及んだという。ただ最終的に200メートルも小松1位、鈴木8位だった。
知らずに飲んだ小松はレース後のドーピング検査で陽性になった。同年11月17日の日本代表の沖縄合宿で、日本連盟の古谷利彦専務理事が5時間以上かけ、反ドーピングの啓発とともに選手1人1人へ聴取を行った。3日後の同月20日。良心の呵責(かしゃく)にさいなまれた鈴木が涙ながらに古谷専務理事に自白した。
代表合宿や試合などで10年ごろからパドルなど道具の破損や紛失、現金の盗難が発生。これらに関しても鈴木は過去にライバル選手の道具を壊したり盗んだことを認めた。薬物混入の際も小松のパドルなどを盗んだ。他の3選手とは示談が成立したが、金銭を盗んだことも認めた。現在は千葉県の実家で謹慎している。
小松は薬物混入とパドルを盗まれた件で、被害にあった試合会場の管轄でもある石川県警に被害届を提出した。日本連盟は、鈴木を除名処分とする方針を固め、県警の捜査を待って、今春にも最終処分を下す見通しだ。小松は検査で陽性になったことを真っ先に鈴木に打ち明けるほど、2人の関係は良好だっただけに周囲も驚きを隠せなかった。
他者からの混入によるドーピング違反発覚は国内で初めて。日本連盟は再発防止策として、大会中にドリンク保管所を設け、医薬品相談窓口も開設する。東京五輪が2年後に迫り、これから代表争いは過熱する。今回の問題はスポーツ界全体に波紋を広げそうだ。
引用:日刊スポーツ
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アスリートの嫉妬はライバルを蹴落とすこと?
オリンピックを2年後に控える日本スポーツ界に、前代未聞の不祥事が起きました。
昨年9月のスプリント日本選手権(石川県小松市)に出場した鈴木康大(32=福島県協会)が、
大会中に小松正治(25=愛媛県協会)の飲み物に禁止薬物を混入させ、
小松がドーピング検査で陽性となったと発表した日本カヌー連盟。
ライバル選手へのドーピングは衝撃でしたが、鈴木選手はそれだけに留まらず
2010年頃より小松選手や他の選手らのパドルなどを破壊、窃盗したことも認めています
お金を盗んだという報道まであります。
二人はよきライバル関係であったように見え、小松選手が身に覚えのない陽性判定を受けたとき、
一番に相談したのは鈴木選手だったといいます。
ともに昨夏の世界選手権代表で、東京オリンピックを目指すトップ選手。
自分の実力を磨くのではなく、若手ライバルの才能に嫉妬しを陥れた事件。
次回オリンピック開催国としても大きな大きなイメージダウンとなりました。
オリンピックの衝撃事件で、私はトーニャ・ハーディング選手を思い出しました。
ナンシー・ケリガン襲撃事件
1994年1月6日、リレハンメルオリンピックの選考会となる全米選手権の会場で、練習を終えたナンシー・ケリガンが何者かに襲われる事件が発生した。俗にいう「ナンシー・ケリガン襲撃事件」である。ケリガンは膝を殴打され怪我を負い全米選手権を欠場、ハーディングはこの大会で優勝を果たした。
事件発生から2週間後、1990年にハーディングと結婚し1991年に離婚した元夫であるジェフ・ギルーリーらが逮捕される。ハーディングにも疑惑の目が向けられ始めた2月1日、元夫がハーディングに不利な証拠と共に司法取引を受け入れた。全米スケート協会とアメリカオリンピック委員会はハーディングをオリンピックチームから追放しようとしたが、彼女は法的措置をほのめかしてそのまま留まった。(一時、アメリカ代表は全米選手権2位のミシェル・クワンに決まりかけていた。)
トーニャ・ハーディングもライバルであったナンシー・ケリガンの才能に強い嫉妬をし、
彼女を陥れようとします。
夫の協力を仰ぎ、練習終了後のナンシーを襲撃。ケガを負ったナンシーは全米選手権欠場。
かわってトーニャは優勝を果たします。夫だけでなく、トーニャ自身にもナンシー事件の犯人ではないかと
疑惑が向かいましたが、完全否定。
そのままオリンピック出場を果たします。
トーニャ・ハーディングと言えば、号泣して何かを訴える映像がはっきりと脳裏に記憶されていますが、
それは、オリンピック出場中に履いていたスケート靴の紐の不具合が原因で満足のいく縁起が出来なかったと
ジャッジに訴える様子なんですよね。
結果は、トーニャは再演技を認められるも8位入賞どまり。
ライバルで襲撃までされたナンシーはなんと2位銀メダルで世界中から賞賛の拍手を得ました。
(数々の容疑で才能があったにも関わらずスケート業界を追い出されたトーニャは
その後プロボクシング→総合格闘家へと転身しました。
そのお姿はコチラ↓

懐かしいトーニャ(左)とナンシー(右)の2ショットとトーニャの泣き顔も!


話は、カヌーに戻しますが、小松選手はパドルを盗まれたとき、Twitterでこんな書き込みをしています。

”勝てたことは本当に嬉しかったけど後味悪いことが….
パドルが無くなりました。
間違えて持って行ってしまったならこっそり連絡下さい。
誰かが盗んだとは思いたくないです。”
と。誰も責めることのないお優しい人柄が垣間見えます。
この優しさを鈴木選手はご存知だったでしょうから、本当に深く反省してほしいです。
報道によると、鈴木選手は千葉の実家で謹慎しているとのこと。
ご自宅は奥様久野綾香さんと住む福島のはずですから、このことで自宅に居づらくなり、
自身の実家に一時的に身を寄せているのでしょうか。
それとも考えたくはないですが、離婚に向けての話し合いが進んでいるのでしょうか。
トーニャのように、後々の人生を狂わすことなくぜひ精一杯改心していただきたいです。
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②鈴木康大選手について
③鈴木康大選手の奥様について(久野綾香さん)
④鈴木選手の謝罪文はコチラ
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