介護疲れが原因か 無職60歳男の犯行
千葉県成田市でまた親子トラブルです。
60歳の小林一郎容疑者は84歳の同居する母親を殴って殺した容疑で逮捕されています。
母親は要介護の状態であったといい、「夜中に何度も呼ばれるので殴った」と容疑を認めており、
母親の体にはいくつもの叩かれた跡があったといいます。
介護疲れの犯行なのでしょうか。事件詳細を追います。
スポンサーリンク
事件詳細
同居する母親(84)を殴ってけがをさせたとして、千葉県警成田署は7日までに、傷害の疑いで栄町竜角寺台3、自称無職、小林一郎容疑者(60)を逮捕した。母親は6日に自宅の布団の上で死亡しているのが見つかり、同署は今後、司法解剖などで死因や関連を調べる。
逮捕容疑は昨年12月26日ごろから今月6日までの間に、自宅で無職の母親の顔を右手で平手打ちし、右目の上に打撲を負わせた疑い。
同署によると、小林容疑者は介護が必要な状態だったとみられる母親と2人暮らしで「夜中に何度も呼ばれるので殴った」と容疑を認めている。同署に6日午前「自宅で母親が亡くなっている」と通報した。母親は右脚にも打撲の痕があり、小林容疑者は「おむつを履かせる時に真っすぐ立つようにたたいた」と供述しているという。
引用:千葉日報

引用:JNN
スポンサーリンク
増える介護疲れは超高齢化社会の課題 介護疲れの軽減方法とは
身内に介護が必要になってくると、時間が介護に割かれるようになり、そこから介護疲れや
介護うつになるケースを度々ニュースで目にします。
これから超高齢化社会になると言われているわが国。
小林一郎容疑者が介護疲れや介護鬱であったかは不明ですが、明日は我が身。
いつ家族が介護が必要になったとしても、備えあれば患いなし。
いくつかポイントを調べてみました。
1)行政の力を借りてみる
地域によって愛称などがついているようですが(イキイキ〇〇や健やか〇〇など)
地域における介護に関する相談窓口になるのが地域包括支援センターです。
地域包括支援センターの主な設置主体は市町村等各自治体であり、
各地域のセンターには、
保健師(若しくは経験豊富な看護師)や社会福祉士、主任ケアマネジャーが在籍し、
地域に暮らす人たちの介護予防や日々の暮らしをさまざまな側面からサポートすることを
主な役割としています。
気になる利用料金は、自治体によって異なるようですが
要支援認定を受けられた方は、介護保険制度から全額給付されるので自己負担なし、としてあるところもあります。
但し、保険料の滞納等により、保険給付金が直接事業者に支払われない場合、
1ヶ月につき所定の金額をいただき、当事業者からサービス提供証明書を発行いたします。
このサービス提供証明書を後日、区の窓口に提出しますと、払戻等を受けられます。
参考)東京都目黒区の場合 4,288円(ただし、初めての月は2,680円加算されます。)
2)家族や近所の人の力を借りてみる
これが一番早い方法だと思いますが、身内の介護を「恥」ととらえる人も多いようです。
ご近所には知られたくないなどと思う場合は、上記行政に相談した方が心を開いて相談できるかもしれませんね。
3)自分だけの時間を持てるようにする
「家族が大変な時に、自分だけが」
と罪悪感を持つ人も多いようですが、少し自分を解放できることで返ってリフレッシュなどになるといいます。
友達と会ったり、お茶したり、散歩したり短時間でも時間がとれるならば
積極的にリフレッシュ休憩をとりいれていきたいですね。
小林容疑者の顔画像はいまのところ特定できていません。
還暦の息子が母親の介護に疲れていたとすれば、もっと他に方法がなかったものかと案じます。
お母さまのご冥福を心よりお祈りいたします。
スポンサーリンク