2/25追記:
容疑者は、ほかにも4~5人の女性と、東成区のマンションに入る姿が確認されました。
見つかった女性の頭部は、兵庫県三田市の女性のものか確認が待たれます。
大阪市西成区のヤミ民泊施設で発見された人の頭部は、兵庫県三田市に住む
女性会社員(27)のものと断定。関与したとされるアメリカ人の
バイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者
は女性と一緒に大阪市東成区の民泊の部屋に宿泊していたことは確認されていますが、
一人でチェックアウト。一緒にいたはずの女性は行方不明となっていました。
英語が堪能で一人で外国にも旅行に行っていたとされる被害者と容疑者の関係性、
勤務先会社名、問題となっているヤミ民泊について調べてみました。
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目次
兵庫県三田市被害者女性は、英語堪能な外国人専門?で秘書兼通訳していた会社名を調査
行方不明の女性会社員は、いまのところ名前が公開されていません。
捜査に影響するためと思われますが、名前不明、顔画像不明の状態ですので、
どんな女性だったのか謎が深まります。
女性は、2年ほど前に三田市内の勤め先に転職してきたといいます。
友人によると、女性は一人で海外旅行に出かけるなど英語が堪能だったため、
特技を生かし会社幹部の秘書をしたり、通訳業務にあたっていました。
勤務態度は真面目で性格は気さくであったといい、
会社の人間関係は良好であったとみられています。
14日までは通常通り出勤。
その後、「Jay(ジェイ=バイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者)に会う」
などと言い残し、14日の深夜~15日の未明にかけて、
バイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者と落ち合っています。
SNSで出会ったとみられる二人ですが、恋人同志に見えたようで、
二人はそのまま、バイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者の宿泊する
ヤミ民泊施設へと一緒に向かっています。
アメリカ国籍でニューヨーク在住とされるバイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者
の渡航目的は、この被害女性に会うためだったのでしょうか。
事件が起こる2週間ほど前から、大阪府西成区の宿泊先に一人で泊まっていたとみられる同容疑者。
もし二人が以前からの恋人同士であれば、被害者女性の勤務が休みの日に会ったり、
もしくは遠方からわざわざ会いにきていたとなれば、
被害女性が有給などを使ってまとまった休みを取っていてもおかしくありません。
被害女性が会社で最後にみかけられたのは、2月14日。
この日は水曜日です。
バレンタインデーでした。
恋人であったのならば、手作りのチョコなどを用意して、どうしても会って渡したかったのでしょう!
しかし、女性は次の日が出勤日にも関わらず、無断欠勤。
それ以降連絡が取れなくなっており、携帯電話も繋がらない状態だといいます。
被害女性が、バレンタインデーという特別な日に宿泊する予定で、容疑者と会っていたのかは
定かではありませんが、兵庫県三田市と大阪府西成区は、電車で1時間少しの距離。
始発で移動すれば、十分に勤務開始時間に間に合うと思って行動したと思われます。
女性の会社名は、現在のところ特定出来ておりません。
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大阪府西成区はヤミ民泊の無法地帯
この事件で「ヤミ民泊」という言葉が、一気にメジャーになりました。
そもそも民泊とは何なのか、調べてみました。
民泊(みんぱく)は、旅行者などが、一般の民家に宿泊することを一般的に意味する日本語の表現であるが、特に、宿泊者が対価を支払う場合に用いられる。また、ホームステイと同義で用いられることもある
引用:Wikipedia
現在大阪の他に東京での民泊が認められているようです。
物件の所有者が購入した住居であることが絶対条件のようです。
そのうえで、手続きが必要になります。
①大阪府で特区民泊ができる特区地域
特区民泊ができる場所は「ホテルや旅館の建築が可能な地域」に限られる場合と、「工業専用地域を除く全地域」で許される場合とで分かれます。大阪府の中だと、大阪市・東大阪市・堺市・豊中市・高槻市・枚方市・池田市・吹田市・交野市・松原市(保健所設置市)以外であれば一部限定は付きますが運営が可能です。
引用:https://stay.spacemarket.com/guides/host/start/osaka-minpaku
※東成区も西成区も大阪市です。
そのうえで、住居内に決められた設備などがあるかがチェックされます。
②居室の構造や間取り
設備面・安全面
・台所と洗面設備は別々に設置すること
・水道水や飲料水などを供給できる流水設備を設置すること
・電子レンジ、コンロなど加温できるものを設置すること
・掃除機、雑巾、ゴミ箱などの清掃設備を設置していること
・施設が消防法その他の消防に係る関係法令に適合していること
衛生面
・ベッドまわりの寝具は清潔なシーツに取り替えられていること
・ごみがないこと
・ネズミや昆虫などの害虫の発生がないこと
・ベッドルーム、台所、お風呂場、トイレ等がしっかり清掃されていること
顧客管理面
・氏名
・住所
・滞在期間
・職業
・滞在中の連絡先
(国内に住所を有しない外国人の場合)国籍及び旅券番号を記載したもの(パスポートの写し等)
大阪府では滞在者の名簿を作成する必要があり、記載すべき必須事項は上記のとおりです(厚生労働省関係国家戦略特別区域法施行規則第10条の3第3項)。ホストはこれらを3年以上保管しておく必要があります。また、7日以上の契約の場合はその中間時点で1回は危険薬〇などの危険物の取引をしてないか、〇春などの違法行為が行われていないか等をチェックしなければならず、そのための管理体制の準備も必須です。
周辺環境面
営業している民泊物件の近隣住民に迷惑をかけていないかもしっかりチェックも不可欠です。苦情があれば即座に対応できるよう、24時間対応できるような連絡先(電話番号と氏名)や窓口を設けておく必要があります。 また、滞在者が到着までに迷子になってしまい周辺をウロウロすることも場合によっては周辺住民の迷惑になってしまうので、施設の出入り口付近に滞在場所がすぐ分かるような地図や案内を設置しておきましょう。
などがあります。
居住空間が清潔で安全に設備されていることはもちろんのこと、様々なトラブル防止のために、
名簿を作ったり、パスポートの控えが必要だったりなどの
顧客管理も求められます。
民泊は外国人観光客向けのような印象がありますが、
日本人観光客も利用することができます。
被害女性の頭部が見つかった、東成区のヤミ民泊施設は、
元々、生活保護受給者らが暮らし、最近になって民泊施設を始めたようで、
1泊1500円という安さであったといいます。
周辺には同じような宿泊施設が建ち並び、キャリーバッグや大きな荷物を背負った外国人旅行者が
多く行き交い、バイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者が所持していた
海外旅行者が持つ大きなスーツケースを持っていても、何ら違和感はなかったようです。
とはいえ、1500円で上記のような手間を経て、旅行者に宿泊先を提供していたとは
思えませんね。
外国人を中心に、旅行客の利用は大変多かったとみられるこの地区。
1500円という値段であれば、満室が続くのも理解できます。
周辺住民は、
「この辺りは治安が悪いと聞いていたが、私と同じ女性が遺体で見つかったと聞き怖い」
と話しています。
色々検索してみると、日本一治安が悪い西成区
といったワードもみかけられました。
しかしながら、今回は外国人の犯行です。
治安とは別の問題が様々あります。
被害女性の頭部以外の遺体はどこにあるのか?
女性の遺品となる所有物はどこに置かれているのか?
まだ多くの謎が解明されておりません。
間もなく、容疑者が送検されたりする際に、顔画像が判明するかと思います。
引き続き、この事件に注目していきたいと思います。
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