岡山・赤磐市の県道で30日、車5台がからむ多重事故がおき、車1台が下校中の小学生の列に突っ込み、
9歳の女の子が死亡しました。
30日午後4時すぎ、現場は赤磐市の県道の交差点で、
多重事故のはずみで押し出された軽トラックが下校中の小学生6人の列に突っ込みました。
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藤原友依さんが事故犠牲に 顔画像を調査





引用:フジテレビ系FNN
午後4時過ぎの事故。
現場は片道1車線ずつの県道。
両脇にはガードレールなしの歩道があります。
集団下校をしていた小学生の列は、軽トラに突っ込まれますが、
元々は多重事故を起こしており、この軽トラも被害を受けた側のようです。
事故を起こしていた車を運転していたのは、重森智子容疑者、70歳。
森重容疑者の乗用車が対向車線にはみ出して車にぶつかり、そのはずみで元の車線に戻り、
前を走っていた軽トラックに追突しています。
その衝撃音は3回、ドーンという強い音。
そして小学生の泣き叫ぶ声。
児童5人が病院に搬送。
このうち、4年生の藤原友依さんが亡くなっています。
藤原友依さんの顔画像は、現在特定されておりません。
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不意の事故に備えるためのガードレールの重要性と、高齢ドライバーへの圧力必至か
1/31記事追加:
重森智子容疑者(70)が事故直後に
「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話していたことが、同乗の夫(78)への取材で判明しました。
二人は用事を済ませて帰宅中で、妻の運転がスピードが出ているのではと感じた助手席にいた夫が、
「スピードが出でいるみたいだから、ブレーキをかけた方がいいいのでは」と話した直後、
重森智子容疑者はアクセルペダルを踏み(実際はブレーキペダルを踏んだつもり)、
その直後対向車線に侵入し、はずみで玉突き事故を起こしたそうです。
また、藤原友依さんは、近所の住民の話によると、
「活発で可愛い子だった。家族は悲しくてやりきれないだろう」とのことです。
現場は通行量の多い、片道1車線ずつの県道。
集団下校をしていた小学生の列は、その存在を塊でドライバーにアピールでき、
またドライバーもより注意して運転していたと思います。
事故を起こした重森智子容疑者が、なぜ対向車線にはみ出して運転したのかは分かっていません。
単なる不注意なのか、それとも高齢ドライバーに潜む何らかの病なのか、
前回の運転免許更新時の結果が正常だったのか、更新時期がいつだったのかなど、
これから操作が進むと思われます。
年齢だけで、高齢ドライバーとひとくくりにするのはよくないと思いますが、
若い小さな命が奪われています。
犠牲になった藤原友依さんのほかにも、男子児童が2人重傷、またほか2人も軽傷と報道されています。
手当を受けている子供たちのケガの回復、それから現場にいた全ての子供たちの心の傷の深さを
考えるととても悲しい気持ちになります。
映像で見る限りは、車道と歩道は、段差もなく、ガードレールも置かれてない場所のようです。
ガードレールの設置基準は、国交省の管轄になるようですが、
事故が遭ったこの県道を、多くの小学生が登下校に利用するのであれば、
段差を作ったり、ガードレールを作ったりする対策が今後、求められてくると思います。
藤原友依さんのご冥福を心からお祈りいたします。
2/2追記:
赤磐市軽部小学校4年生の藤原友依さん(9)の告別式が、2日午前11時から営まれました。
同級生ら児童16人や教職員も参列し、藤原さんの父親は
「友依の分まで頑張って生きてほしい」と同級生に向けて挨拶したということです。
棺には同級生の手紙も入れられ、出棺の際は涙を流して別れを惜しむ人たちの姿が見られました。
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