視覚障害女性の悲しい死、転落した駅は会社の最寄り駅だった
女性は、89歳という高齢ながら現役で会社勤めをするパワフルウーマンだったようです。
息子さんの話から、女性の素顔が見えてきました。
続報です。
事件詳細はコチラ
事件詳細
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家族の証言から見えてくるパワフルな女性の素顔
長男(58)によると、上杉輝子さん(89)は薬剤師で
約3年前にいったん退職したものの、その後請われて再び勤めるようになったといいます。
大阪府豊中市内の自宅から月2回、
バスや電車を乗り継ぎながら大阪市東淀川区の化学会社に「1人」で通勤しており、
事故があった上新庄駅は会社の最寄りの駅だったようです。
周囲には
『仕事を継いでくれる若い人がいないので私が行かないと』と話してことから、とても責任感の強い女性だったようですね。
目の状態は、約30年前右目を緑内障手術をして以降見えにくくなり、やっと光が感じられる程度。
左目も約3年前に眼底出血で手術したが5メートルより先は見えない状態。
スーパーに買い物に行っても食材の見分けがつかなかったようです。
歩行の補助のために杖を使っていたが、
長男によると
「太陽の光が目に入ると物が見えなくなるようだった。上新庄駅で柱にぶつかりそうになることもあったようだ」と。
近所に住む80代の女性によると、上杉さんは短歌や散歩が好きな非常に活動的な女性だったといいます。
関係者によると
「普段慣れた駅でも方向感覚が狂うときがある。ホームに柵の設置が望まれるが、
周囲の乗客は、危ない動きを見かけたら積極的に声をかけたり体をつかんだりして助けてほしい」と呼びかけています。
ちょっとした声掛けや気配りで助かる命もありますね。
この女性のような事故が二度と起こらないように、社会全体がもっと優しくなるといいですね。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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