旭化成名誉フェロー吉野彰さん、ノーベル化学賞受賞おめでとうございます!!!
毎年のように日本人がノーベル賞受賞していますが、
2019年はノーベル化学賞で吉野彰(よしのあきら)さんが受賞。
10年以上前から、旭化成社内はノーベル賞受賞を願っていたようです。
記者会見に臨んだ吉野彰さんや妻、吉野久美子さんの人柄は
多くの人に親しみやすさと化学での興味を引き出しました。
『ろうそくの科学』から化学の世界に引き込まれたという
吉野彰さんの中学高校大学など学歴や妻(嫁)久美子さんとの馴れ初め、
名城大学や九州大学での教授経歴について調べてみました。
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目次
吉野彰出身高校大学学歴!
ノーベル賞吉野彰さん推薦本『ろうそくの科学』
ノーベル化学賞受賞した旭化成名誉フェローの吉野彰さん(71)。
今年のノーベル化学賞にリチウムイオン電池を開発した旭化成の吉野彰・名誉フェローが決定したことについて、菅義偉官房長官「今回の受賞により日本人ノーベル賞受賞者は27名となり、21世紀以降の自然科学系3分野の受賞者は18名と米国に次いで世界2位となった」
日本って国はやっぱりスゴい。 pic.twitter.com/8DnCM8hkSz— Mi2 (@mi2_yes) October 10, 2019
引用:Twitter
リチウムイオン電池の研究開発に従事した功績が認められました。
何度も挫折しそうになっても、辛抱強く研究を続けられたのは
頑固な性格も影響しているのではと自己分析されていました。
ノーベル賞受賞発表の翌日に行われた記者会見で、
化学への興味のきっかけを問われた吉野さんは、
小学校の時、担任だった女性教師に『ろうそくの科学』という
本を勧められて読んだことをあげました。
女性教員は、元々化学の先生だったようで、
先生を通じて、幼少時代の吉野彰さんは一気に化学の世界に
引き込まれたようです。
『ろうそくの化学』が一気に注目され、出版元の一つ、
角川書店では3万部の増刷を決めましたが、
ネットでは、完売している状態で、逆に高値で転売されているようです。
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小学生には難解とも思われる名著ですが、
わが子も化学の世界に開眼させたいと願う親や
ノーベル賞受賞をお祝いする気持ちの大人がこぞって
読書欲を高めているのでしょうね。
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ノーベル賞吉野彰さんの出身校、学歴が気になる!
わが子を吉野彰さんのような化学者にしたいと思う親には
吉野彰さんの出身校、学歴が気になりますよね。
生年月日:1948年1月30日
年齢:71歳(2019年10月現在)
出身地:大阪府吹田市
出身校(学歴):吹田市立千里第二小学校⇒吹田市立第一中学校⇒大阪府立北野高校⇒京都大学工学部
カラオケの十八番:中島みゆき『糸』、渡辺真知子『迷い道』
記者会見で関西なまりにはあまり気付かなかったのですが、
吉野彰さんは大阪に生まれました。
小学校時代(3年生~4年生頃)に担任教師によって、
化学に興味を持ったことは前述のとおりですが、
この小学校は吹田市立千里第二小学校とい公立小学校でした。
吉野彰さんの家族構成や兄弟については、
明らかになっていませんが、以降も吉野彰さんは
小学校、中学校、高校、大学、大学院とすべて
公立、国立の学校に進学しているようです。
吹田市立第一中学校を経て大阪府立北野高校に進学。
偏差値:76
出身有名人:橋下徹(元大阪府知事・弁護士・タレント)、手塚治虫(漫画家)、有働由美子(アナウンサー)など
概要:北野高校は、大阪市淀川区にある府立高校。
大阪府では偏差値1位で京都大学の合格者数は60人で、府内ではトップ、全国でも2位。
北野高校は、大阪府内で76という高い偏差値で
府内1位のトップ校。
弁護士の橋下徹さんや有働由美子アナウンサーなど
多くの有名人を輩出しています。
京都大学への進学率も高い北野高校ですが
吉野彰さんも京都大学工学部石油化学科に進学、
その後京都大学大学院にも進学しています。
謙遜だと思いますが、化学分野には秀でた才能をお持ちの
吉野彰さんですが、数学は苦手だったと
学生時代に勉強を見てもらっていたという娘さんが話していました。
「ふだんとは別人のように思いました」
ノーベル化学賞に選ばれた吉野彰さんの妻の久美子さんと娘の裕子さんが9日夜、神奈川県藤沢市の自宅で取材に応じ、喜びを語りました。https://t.co/vJWxWDu5Re#nhk_news #nhk_video pic.twitter.com/C5veFpvuL8— NHKニュース (@nhk_news) October 9, 2019
引用:Twitter
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妻馴れ初めや名城大学九州大学教授経歴
妻久美子さんとはサークルでひとめぼれ
京都大学時代に、考古学のサークルに入っていたことを
記者会見で明らかにした吉野彰さん。
【最初に打ち込んだのは考古学】ノーベル賞受賞者にこういったことを言ってもらえるのは、考古学者として嬉しいな。吉野彰先生、おめでとうございます!ー「(考古学は)事実に対して非常に謙虚」、「考古学をかじったことが、後々の研究開発に非常に役立ちました」。https://t.co/PIlJO1LCFt
— Yukinori Kawae/河江肖剰 (@yukinegy) October 9, 2019
引用:Twitter
妻久美子さん(71)、記者会見終了後に
記者から『見つめあって』とリクエストされて、
照れながらも夫婦で見つめあっています。
この様子が、研究者然としていない、人間らしさが
出ていますよね。
ノーベル化学賞の受賞が決まった旭化成の吉野彰名誉フェローは、妻の久美子さんとともに記者会見しました。
写真特集で→https://t.co/D6S1nLR6CP pic.twitter.com/9R4u0W1EGR
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) October 10, 2019
引用:Twitter
妻久美子さんとの馴れ初めは、京都大学時代に
入っていた考古学サークル(考古学研究会)。
サークル内は京都大学以外にも
京都内の様々な大学の学生が集まっており
久美子さんは、京都大学以外の学生だったようですが
サークル内でひとめぼれしたのは、吉野彰さんの方で
夢中になったと言っています。
その後、二人は結婚し、3人の子供に恵まれているようです。
妻久美子さんは、慣れない記者会見の中で様々な質問に
緊張している様子を見せていましたが
そんな中、横に座っていた吉野彰さんは、
さりげなくフォローするなど、
とても夫婦仲が良さそうな温かい会見でした。
妻久美子さんは天然?記者会見名言集
など、吉野彰さん同様、とても親しみやすく、飾り気がない自然体の
性格が際立っていましたね。
いまでも週一回、健康のために夫婦でテニスをするようですが、
記者会見の中で、吉野彰さんの頑固な性格についての
エピソードを聞かれて
というお話もされていました。
本当に仲の良さが伝わってきて、ほっこりする記者会見でした。
旭化成⇒延岡研究所
京都大学大学院修士課程を修了した吉野彰さんは、
24歳の時旭化成工業(現在:旭化成)に入社し、
研究開発部に配属されます。
リチウムイオン電池開発の原点になった宮崎県延岡(のべおか)市が
研究開発の原点だったようです。
37歳の時に、リチウムイオン電池実用化のために
安全性の確保が求められました。
当時、宮崎県延岡市にダイナマイトの試験場があったため
1985年頃、研究拠点を延岡に移しています。
安全性に問題があれば、研究を続けることが出来なくなるという
極限状態の中、見事安全性は確保されました。
携帯電話(ガラケー)が普及したのが90年頃ですので
この延岡での研究が成功していなければ、
携帯電話(ガラケー)に使われているリチウムイオン電池も
いま存在していなかったかもしれませんね。
名城大学九州大学教授の経歴
吉野彰さんの現在は、名城大学の教授であることが伝えられていますが
平成27年10月から、福岡県にある九州大学で客員教授や訪問教授を務めています。
九州大学エネルギー基盤技術国際教育研究センター客員教授
現在
九州大学グリーンテクノロジー研究教育センター訪問教授
九州大学は、九州一の国立大学ですが、
新しいセンターを開設するにあたり、
大学内の方針で、教授に有名な人(ビッグネーム)を呼んでよいということで
岡田重人教授(九州大学先導物質科学研究所)に推薦されたのが、旭化成の研究員だった吉野彰さんでした。
引用:西日本新聞
岡田重人教授は、吉野彰さんとは、
論文を共同制作するなど25年のお付き合い。
既に、化学者の中では、リチウムイオン電池の開発研究で
名跡をあげていた吉野彰さんにぜひと口説いたところ、
当時は研究者として企業に勤めていたことから、
一旦は申し出を保留にしたようです。
しかし、その後、旭化成での職責が研究員から顧問に変ったことで
研究漬けの日々から解放され、時間の余裕ができたことから
九州大学の客員教授に就任。
現在も訪問教授として九州大学に籍を置いているようです。
九州大学講義後の行きつけは、菊鮨
学生と飲酒することもあるという気さくな吉野彰さん。
学生と一緒の時は、安価で飲める居酒屋に行くようですが、
九州大学で講義をするときには、九州大学筑紫キャンパス近くにある
行きつけのお寿司屋さんがあるそうです。
料金:(ランチ)6,000円~、(ディナー)15,000円~
ランク:一つ星(ミシュランガイド福岡佐賀長崎2019特別版掲載)
詳細:モナコの五つ星ホテル元副料理長が握る
食べログHP:https://tabelog.com/fukuoka/A4003/A400301/40010675/
2014年の客員教授就任以降、現在まで6回の講義を
九州大学内で行ってきた吉野彰さん。
九州大学では、何とかして年内に
吉野彰さんのノーベル賞受賞記念講演を企画したいという意向のようです。
吉野彰さんのリチウムイオン電池の開発研究の苦労話や裏話
これまでの生い立ちなどが聞けるのであれば、
ぜひ聞きたいですよね。
岡田重人教授によると、吉野彰さんは
・頭脳明晰で鋭い
・発想力が違う
・年数回無償で講義を開く
・怒っているところを見たことがない
・すごくダンディで飲み屋でモテる
そうです。
また吉野彰さんの講義を受けた九州大学大学院生は
という言葉を聞いて、自分も1回2回でくじけずに何回もトライして頑張っていこうと思った
と話していました。
ノーベル賞賞金の使い道は?
ノーベル賞受賞に際して、賞金はおよそ9,700万円といわれていますが
受賞者が3人いるため
・吉野彰さん(71)旭化成名誉フェロー
・ジョン・グッドイナフさん(97)米・テキサス大学教授
・スタンリー・ウィッティンガムさん(77)米・ニューヨーク州立大学特別教授
一人3,200万円ほどになるようです。
吉野彰さんは、このノーベル賞賞金を若手の研究資金にあてたいとこたえています。
吉野彰さんのこれからのご活躍も楽しみにしています。
ノーベル賞受賞おめでとうございます。
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