神戸 メリケンパーク巨大ツリーはギネス記録を目指していた!みんなの願いを書いたオーナメントは無残に落ちていった。

2017.12.12.後半に追記記事作成

目次

神戸の世界一のツリー、無残な姿に

神戸のギネス記録を目指していた世界一級の巨大ツリー、そのビッグツリーに飾られていたオーナメントが無残な姿になっていたそうです。

詳しく調べてみました。

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神戸メリケンパークで開催中のクリスマスイベント。世界一の巨大ツリーとしてギネス記録を狙っていた

この神戸の巨大ツリー、30mもあるそうです。

ツリーのてっぺんからロープをはり、そのロープに 10㎝程度の円形のオーナメントに穴をあけたものを結束バンドで繋いでいました。

神戸の港に吹く風を利用して、キラキラ光るよう、このオーナメントは極薄のプラスチック仕様。

今回はその「粋な仕掛け」がアダとなったようです。

強度不足により、風に煽られたオーナメントが、穴からちぎれたようです。

おそらく結束バンドよりももろい極薄さだったのかもしれません。

しかし、このニュースの前から、この巨大ツリーに話題は集まっておりました。

ギネス記録を狙っているとのこと。

「30m規模の生木」は建物でいうところの10階に相当するようです。

大きなクリスマスツリーといえば、ニューヨークのロックフェラーセンターが有名ですが、こちらが20m~30mほど。

それを超える大きさということでギネス申請を狙っていたようです。

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生木の行方と、みんなの願いはどこへ

神戸港150年を記念して、富山県氷見市の山から特殊車両と大型船により神戸港に運んだこの巨大ツリーは、

設置の段階からとても話題になっていたようです。

神戸のクリスマスといえば、私は神戸ルミナリエを思い出します。

1995年から続く神戸ルミナリエは、阪神・淡路大震災の発生を契機に鎮魂と追悼、街の復興を祈念して

震災で激減した神戸への観光客を呼び戻す目的で毎年12月に行われている光のイベントです。

通りや広場を独特の幾何学模様で構成されたイルミネーション(電飾)は、見る人を感動させ鎮魂の気持ちを改めさせます。

一方、こちらのビッグツリーは阪神淡路大震災の鎮魂の想いや、復興と再生の象徴という意味合いもあるようですが、

光らないイベント。

オーナメント自体の反射を利用することは、ギネス級の巨大ツリーを電飾などで損傷しないためだと思われます。

しかしながら、キラキラを追求しすぎて落下させたのでは、そのオーナメントに願いを書いた人の気持ちを考えると

とても残念ですね。

(ちなみに500円で現在も販売されていて オーナメントの数でも5万枚を目指してギネス申請を狙っているようです。)

またプラスチックで円形なので、地面に落ちたりする分には衝撃は少ないかもしれませんが、

人に当たったりしたらやっぱり問題です。

そしてここは神戸港。

環境問題の側面で考えると非常に心配ですね。

またクリスマスが終わった後の、この巨大ツリーの行方も議論になっているようです。

せっかくの生木。もといた場所に返すことができないかと案じます。

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【追記】2017.12.12

色々と問題を生んでいる神戸メリケンパークの巨大ツリー、

神戸港の開港150年の記念と阪神・淡路大震災や東日本大震災の鎮魂への追悼の意味を込めての設置である

そして「光らない」クリスマスツリーであることも上記内容でお伝え致しました。

しかしながら、また議論が再燃しているようです。

そもそも発端は樹齢150年の生木を移送しようとしたことに起因します。

   わざわざ伐採する意味はあるのか?

   どうやって運ぶのか?

   イベント終了後はどのようにするのか?

問題山積だとして設置前からニュースになっていました。

12月2日から無事に公開になっておりますが、今度は願いを込めたオーナメントが落ちたり、

それによって海への環境問題まで心配されたり。

そして今回はまた別のところから問題が噴出されてきています。

そもそも、鎮魂のイベントに生木の命を奪うとはけしからん!というものです。

なるほど納得のご意見です。

また主催企業の代表者が、「もともと落ちこぼれの木だった」という文章を投稿したことなどが、

さらに状況を悪くしたようです。

落ちこぼれかどうかは我々には関係ないですし、裏側の話で止めておいた方が良かったかもしれませんね。

そしてプロジェクトに協力している「ほぼ日刊イトイ新聞」が「なにを考え、なにを思うか、

(中略)それが本当のねらいでもあるのです」とツイートしたことも話題になっています。

議論を巻き起こすことが真の狙いなのか?と取られなくもありません。

イベント開催は今月26日まで。

このニュースが話題になって観光客が増えれば、主催者側の思惑どおりかもしれませんが、

鎮魂の意味をこめて心を鎮めてぜひ 150年の命の大切さを私も感じたいと思いました。

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